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Road to 2020
2019.05.13

2020後も見すえ、明治が見つけた“ホストタウン連携”という切り口

 株式会社 明治は、古くからトップアスリートを栄養面でサポートし続けてきました。東京2020大会では、大会ゴールドパートナーとして、全国各地のホストタウンと積極的に連携し、食育を軸に新たなチャネルを開拓しようとしています。明治のオリンピック・パラリンピック戦略について、同社のオリンピック・パラリンピック推進部の森田次郎氏、八木澤博正氏に伺いました。

【株式会社 明治】

  株式会社 明治は、東京2020大会で「東京2020ゴールドパートナー」契約を締結。契約カテゴリーは乳製品と菓子で、同社は、乳製品と菓子の提供を通じて、東京2020大会の運営をサポートする。

 

スポーツを応援するDNAは、前回の東京五輪から

――明治とオリンピックとの関わりをまず教えてください。

森田 1969年の第18回オリンピック競技大会(東京五輪)で、レスリング、体操、サッカーの選手に、牛乳やバターなどの乳製品を提供したのが始まりです。トップレベルで戦う選手たちにとって、栄養価の高い乳製品は重宝されたのだと思います。それ以降も、様々な形でオリンピックを応援してきました。

 2012年の第30回オリンピック競技大会(ロンドン五輪)前には、日本オリンピック協会(JOC)と乳製品カテゴリーでJOCオフィシャルパートナーシップ契約を結びました。さらに、2015年10月には、乳製品に菓子カテゴリーを加え、2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、東京2020大会)の東京2020ゴールドパートナーになりました。

――1969年の東京五輪の金メダリストが、御社にいらしたと聞いています。

森田 東京五輪のレスリング、フリースタイル・フライ級で金メダルを獲得した吉田義勝選手は、大学を卒業後、当時の明治乳業に入社しました。それがきっかけかは定かではないですが、以降、当社はいろいろな競技団体や選手を、栄養面からサポートしてきました。現在は、レスリング、バレー、体操のほか、パラリンピックの種目であるボッチャやパラ陸上などで栄養サポートをしています。

八木澤 いまではスポーツ選手が栄養士を付けるのは、当たり前のようになりましたが、当社は1980年代から行なってきました。現在もアメリカのメジャーリーグで活躍する大谷翔平選手や、ボクシングの世界チャンピオン・井上尚弥選手など、各界のトップアスリートの栄養サポートを行っています。選手には、スポーツサプリメント「ザバス」や「VAAM(ヴァーム)」といった商品とともに、これまで当社が培ってきた栄養面や体調管理に関するノウハウを提供しています。

――東京2020大会では、長年スポーツをサポートしてきた経験をどのように活用していくのでしょうか。

森田 明治がゴールドパートナーとなり、コーポレート活動として力を注いでいるアクティベーションがあります。

それは、これまで当社が10年以上取り組んできた食育をベースに、自社の製品を通して、「食べることの大切さ」を改めてアピールすることです。2018年に発表した経営計画「2026ビジョン」では、製品を通して日本人の健康寿命を延ばすことを大きな柱としています。東京2020大会での取り組みが、その実現を後押しすることを願っています。

 

食と運動の大切さを伝える「meiji Tokyo 2020 Fes」

――東京2020大会へ向け、どのようなマーケティング活動を展開しているのでしょうか。

森田 当社は、「POWER! ひとくちの力」をキャッチフレーズに、「私たちは東京2020大会のゴールドパートナーとして、すべての頑張る人たちのからだづくり、こころづくりを支えていきます」と宣言しています。

 その中核に据えるイベントが、… 続きを読む… 続きを読む

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