2020年の東京オリンピック・パラリンピックを迎えるにあたり、東京という都市にもさらなる変革が求められています。世界の人々にとって魅力的な都市とは、どのような特性を備えているのか。また、東京がより一層魅力的な街として輝くためには、どのような改善や進化が必要なのか。六本木ヒルズ、虎ノ門ヒルズなど、複合機能を集積させた街の創出・運営で多くの実績を誇る森ビル株式会社の取り組みを紹介しましょう。

 

オリンピックは都市の“磁力”を高める大きなチャンス

 いまから約60年前、西新橋に竣工した1棟のビルから森ビル株式会社の歴史は始まります。以降、新橋・虎ノ門エリアに数々のオフィスビルを建設。次第に事業規模を拡大し、1986年に住宅・オフィス・商業施設・文化施設などを複合的に集積した大規模再開発事業であるアークヒルズを世に送り出します。さらに2003年の六本木ヒルズ、2014年の虎ノ門ヒルズと、再開発により東京という街に新しい価値を創出する事業を展開。「都市を創り、都市を育む仕事を通じて人々や企業を元気にする」というビジョンのもと、時代に合った手法とスピード感を持った総合ディベロッパーとして挑戦を続けています。

 森ビルでは、「東京を世界一の都市に」というビジョン目標を掲げており、2008年から森記念財団都市戦略研究所において、毎年「世界の都市総合力ランキング(Global Power City Index)」を調査・発表しています。森ビルのタウンマネジメント事業部部長である松本栄二氏は、このランキングの背景や趣旨を説明します。

 「今日グローバル化は日々加速しており、地球規模で展開される都市間の競争が激しさを増しています。より魅力的でクリエイティブな人々や企業を世界中から惹きつける力が都市には求められているのです。この人や企業を惹きつける“磁力”が都市の総合力であるという観点に立って、世界の主要40都市をさまざまな視点から評価し、順位づけしています」

 分析は、経済、研究・開発、文化・交流、居住、環境、交通・アクセスという6つの分野において、さらに細分化された70の指標から行われ、都市の総合力を評価。松本氏は、昨年度の結果に併せて近年のランキング推移についてコメントを続けます。

 「2014年は、ロンドンが1位、以下ニューヨーク、パリと続き、東京は… 続きを読む

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森ビル株式会社について
■ 事業内容総合ディベロッパー(都市再開発事業、不動産賃貸・管理事業、文化・芸術・タウンマネジメント事業)
■ 設立年月1959(昭和34)年6月
■ 本社所在地〒106-6155 東京都港区六本木6丁目10番1号 六本木ヒルズ森タワー
■ 資本金670億円
■ 従業員数1,287名(2015年4月)
■ ホームページ

http://www.mori.co.jp/

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