あの歌、ゆかりの地へ(第2回)

さとう宗幸「青葉城恋唄」の舞台、仙台の冬を楽しむ

2012.12.26 Wed連載バックナンバー

 さとう宗幸さんの「青葉城恋唄」。目を閉じて聴けば、広瀬川の岸辺、七夕まつり、青葉通りの木々など、歌詞にある宮城県仙台市の美しい風景が浮かんでくる。さらに、そこに懐かしい初恋の想い出を重ねる人もいるだろう。懐かしさと新しさ、便利さと自然が入り混じる、抒情的な面をもつこの歌の街を紹介しよう。

 

地方に住み、地方発で全国区になった走りの歌

地方に住み、地方発で全国区になった走りの歌 ドラマ「2年B組仙八先生」の先生役やNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」の支倉常長役などで、さとう宗幸さんのことを覚えている人もいるだろう。70年代当時、NHK-FMのラジオ番組で、リスナーが応募した歌詞にDJのさとう宗幸さんが曲をつけるコーナーから「青葉城恋唄」は生まれ、この曲でメジャーデビューした。地方都市、仙台に住みながらプロとして音楽活動をすることはほとんどなかったが、「地方の時代」といわれ、地方が注目され始めた頃だ。「青葉城恋唄」は場所に関係なく共感できる歌詞、楽曲の良さ、ソフトな歌声で愛され、オリコンの3位にもランクイン。その年の大晦日、さとう宗幸さんは紅白歌合戦に出場したが、仙台市の街なかには1日中「青葉城恋唄」が流れていたという。今ではMONKEY MAJIC(モンキーマジック)やRake(レイク)など、仙台に住みながら全国区で音楽活動をするアーティストは結構いるが、パイオニアはさとう宗幸さんだったといえるだろう。そして、ドラマ出演期間を除き、仙台市に住みながら活動を続けてきたという。当時、スリムな身体に長髪、ヒゲが特徴的だったが、今は還暦を過ぎ白髪のロマンスグレーに。1995年以来ミヤギテレビの「OH!バンデス」という帯番組の司会をつとめ高視聴率を獲得し、「宗さん」という愛称で宮城県民に広く親しまれている。… 続きを読む

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佐藤 由紀子/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

佐藤 由紀子/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

旅行会社OL、添乗員、専門学校旅行課講師を経て、同時にタウン誌、雑誌ライターの経験を積む。2011年11月より「メッセージ神戸」の姉妹誌で音楽をテーマとしたフリーマガジン「メッセージ仙台」編集長。「ライブは栄養ドリンク」と、年間2、30回足を運ぶ。
メッセージ仙台公式 http://www.message-sendai.com/

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