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もし「あおり運転」に遭遇してしまったら
2019.02.19

話題の事件から学ぶ第2回

もし「あおり運転」に遭遇してしまったら

著者 田中 靖子

 あおり運転の危険が深刻化しています。2018年1月16日には警視庁があおり運転の厳罰化を発表し、ヘリコプターを活用して、上空からあおり運転を監視するという新たな取り締まり方法が全国で始まっています。

 あおり運転に対する取り締まりは年々強化されていますが、いくら厳罰化が進んでも、残念ながらあおり運転に巻き込まれる危険がゼロになるわけではありません。チューリッヒ保険会社の調査によると、ドライバーの70.4%があおり運転をされた経験があると答えています。

 あおり運転の危険は、日常に潜んでいます。あおり運転の危険から身を守るにはどうしたらよいのでしょうか?今回は「法的に」効果的な対処法を紹介します。

 

大型車に乗ると、あおり運転をしたくなる?

 あおり運転とは、他の車両に必要以上に接近して走行したり、パッシングやクラクションの連打によって威嚇する等、周囲に危険を与える運転方法を指します。

 あおり運転をした場合は、道路交通法違反として処罰されます。交通事故を引き起こした場合はもちろんのこと、事故につながらない場合であっても、「危険な走行をした行為そのもの」が取り締まりの対象となります。危険運転致死傷罪や暴行罪等の犯罪に該当する可能性もあります。

 あおり運転の原因として、「威嚇して自分が上であることを示したい」というドライバーの自己顕示欲が指摘されており、特に大型車両のドライバーはあおり運転をしてしまう危険性が高いといわれています。先ほどのチューリッヒの調査でも、あおり運転をする車両の30%以上がセダンであり、その他にバンやトラック等の大型車両の割合が高くなっています。

 

一番の対策は、まずは自分が交通法規を破らないこと

 あおり運転に巻き込まれた場合はどのように対応したら良いのでしょうか。

 もっともやってはいけないのが、対抗してあおり返してしまうことです。相手をさらに逆上させるリスクがあるだけでなく、自分が加害者になってしまったり、交通法規に違反してしまうおそれもあります。

 それでは、どうすれば良いのか?… 続きを読む… 続きを読む

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田中 靖子

田中 靖子

法律家ライター

東京大学卒業後、2009年に司法試験に合格。弁護士として知的財産業務、会社設立等のビジネス関連の業務を扱う。現在は海外に在住し、法律関連の執筆や講演を行っている。

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