2019.01.30 Wed

「会議」は、昨今の働き方改革の中で、生産性を下げる存在としてやり玉に挙がりがちです。ある調査によれば、業務時間の約15%を占めるともされています。

 しかしグーグルでは、会議が「課題解決の最速ツール」と認識され、積極的に取り入れられているそうです。

 日本でよく見られる「生産性の低いダラダラ会議」は、どのようにすれば、グーグルのような「課題解決の最速ツール」に変えることができるのでしょうか。その方法を外国人の視点から解説しているのが、ピョートル・フェリクス・グジバチ氏の著作『グーグル、モルガン・スタンレーで学んだ 日本人の知らない会議の鉄則』です。

 

日本にはゴールの決まっていない会議が多すぎる

 著者のピョートル氏は、在日18年のポーランド人です。ベルリッツ、モルガン・スタンレー、グーグルといった企業で人材開発に携わり、多くの日本人と働いてきた経験から、日本企業特有の「生産性が低く、決まらない会議」の原因と解決方法を分析しています。

 まずピョートル氏が挙げる日本の会議の問題点は、「テーマ」だけで「ゴール」が無い会議が多すぎるということです。つまり「イノベーション人材創出について」などテーマだけが掲げられ、「いつまでに、どんなアウトプットを誰に対して出すのか」というゴールが明確になっていない会議です。

 本来会議とは、目的となるアウトプットを出すための手段に過ぎません。そのゴールにたどり着くために何が必要か、というところから「いつ誰とどんな会議をすべきか」が逆算されていくので、ゴールが明確でないなら、会議をする必要自体が無くなります。

 つまり、会議のゴールを言語化し、参加者全員に共有する、これが生産性の高い会議を作る最初の鉄則なのです。

 

会議のゴールは決める、生み出す、伝える、つながる

 ピョートル氏によると、会議のゴールは「決める」「生み出す」「伝える」「つながる」の4つだけだといいます。各会議が4つのどれに該当するか一瞬で判断できなければ、それはゴールが明確になっていないということになります。

 まず「決める」会議は、… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

前野 智子

前野 智子

フリーライター。大企業・ベンチャー双方での就業経験や海外でのビジネス経験を活かし、ビジネス関連記事やインタビュー記事等の執筆を手掛ける。

関連キーワード