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“没入感”を追求したVR、左右の聴力に合わせるアプリが誕生
2019.10.10

シリコンバレー通信第19回

“没入感”を追求したVR、左右の聴力に合わせるアプリが誕生

著者 小室 智昭

 待ちに待ったラグビーワールドカップが始まりましたね。世界の強豪が頂点を目指した本気のプレイを日本で観る機会はとても貴重ですので、日本代表の試合以外も、楽しんでください。スタジアムに行って試合を観れる皆さんがとても羨ましいです。

 今回は、尖がったスタートアップから、地元のニュースまで幅広くお伝えしたいと思います。短めにまとめてみました。

 

1. 没入感を追求しているNew MindFulness社

 ポケモンGO、MagicLeapなど、AR/VRに関するニュースには事欠かない。先日もKDDI社とDG(Digital Garage)社が、5Gを利用したARサービスのトライアルと行うと発表したばかりだ。

 シリコンバレーでもAR/VR/MRに関するサービスは人気だ。ここで紹介するNew MindFulness社は、没入感を追求したMeditation VRサービスを開発しているスタートアップで、“VRによって心身を安定させたい”という思いで開発を続けている。本社はカリフォルニア州サンノゼ市にある。

 New MindFulness社がこだわっているのは、没入感のあるコンテンツ。没入感のあるコンテンツを提供するためには、ハイパフォーマンスコンピューターが必要だという。同社は3つのステップでハードウェアとソフトウェアの開発を進める。まずは、KIOSK型の装置(KIT)を開発し、市販のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を使って、コンテンツを提供する。

 次にカプセル型のVR装置(POD)を開発するという。詳しいバックグラウンドは教えてもらえていないが、New Mindfulness社にはPODを開発する技術力はあるようで、KITをPODに進化させることは、New MindFulness社にとってはあまり難しいことではないようだ。

 そして最後のステップがHMD型の装置の開発だ。容易に想像がつくと思うが、小型なハイパフォーマンスプロセッサーが必要なため、難易度が高い。ちなみに、KITにはNVIDIA社のGPUが使われている。

 同社のターゲットは企業や医療機関。同社は、社員への福利厚生の一環として同社の製品を企業に提案しているそうだ。他にも航空会社にプレミアム顧客向けのリラクゼーションサービスなど、さまざまな業界にフィットしそうだ。ビジネスモデルはまだ決まっておらず、プロトタイプを紹介しながら、マーケットや投資家のフィードバックをもとに固めていくそうだ。

 HMDの開発は2021年のQ4(第4四半期)と道のりは長いが、KITのプロトタイプは2019年Q4に完成するそうなので、プロトタイプが完成した時点で、体験してみたいと思う。

 

2. イヤホン、ヘッドフォンを自分の聴力に簡単にカスタマイズ

 音の聞こえ方は人によって違う。同じ人でも右の耳と左の耳では聞こえ方が違うはずだ。AudioCardio社はそんな聞こえ方の課題を簡単に解決してくれるスタートアップだ。… 続きを読む

小室 智昭

小室 智昭

大手通信会社でBox社などのシリコンバレーのスタートアップとの協業を推進する傍ら、シリコンバレーなどの北米の尖ったサービス、製品を日本に紹介している。

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