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「オープンソースAI」で“AIの民主化”を目指すスタートアップが登場
2019.04.02

アメリカで注目のAIビジネス第5回

「オープンソースAI」で“AIの民主化”を目指すスタートアップが登場

著者 前田 健二

 シリコンバレーにH2O.ai(エイチツーオードットエーアイ)というスタートアップ企業があります。H2O.aiは「AIを民主化する」ことを目標に、オープンソースのAIプラットフォーム「H2O」を、企業などの組織に提供。これまでにフォーチュン500企業を含む18,000もの組織に採用されています。

 AIプラットフォーム「H2O」とはどのようなものなのか。同社が「H2O」を提供する理由は何か。オープンソースAIを提供するH2O.aiのビジネスモデルはどのようなものなのか。ユニークな経営で話題を集めているH2O.aiを紹介します。

 

誰でも無料でダウンロードできる

 H2O.aiは2012年設立、シリコンバレーに拠点を置くスタートアップ企業です。H2O.aiは、サンマイクロシステムズ出身のコンピューターエンジニアのクリフ・クリック氏と、パーデュー大学出身のコンピューターエンジニアのスリサティシュ・アムバティ氏が共同で設立した会社です。

 H2O.aiは「AIを民主化する」ことを目標に、オープンソースのAIプラットフォーム「H2O」「H2OドライバーレスAI」「スパークリングウォーター」「H2O4GPU」といった各種の製品を開発、提供しています。同社主力製品のH2O(エイチツーオー)は、これまでに全世界の18,000以上の企業などの組織に採用され、12万9千人が利用する、世界で最も使われているAIプラットフォームのひとつとなっています。H2Oは誰でも無料でダウンロードして利用できます。

 H2O.aiにはこれまでに、大手ベンチャーキャピタルや投資銀行などから7,360万ドル(約81億円)もの巨額の資金が投資されています。H2O.aiには、世界中のベンチャー投資家からも高い関心が集まっています。

 

H2O.aiはなぜオープンソースAIを提供するのか?

 そんなH2O.aiですが、同社はなぜAIプラットフォームをオープンソースで、しかもほとんどを無料で提供しているのでしょうか?その最大の理由は、… 続きを読む… 続きを読む

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前田 健二

前田 健二

フリーランス

東京都出身。2001年より経営コンサルタントの活動を開始し、新規事業立上げ、ネットマーケティングのコンサルティングを行っている。アメリカのIT、3Dプリンター、ロボット、ドローン、医療、飲食などのベンチャー・ニュービジネス事情に詳しく、現地の人脈・ネットワークから情報を収集している。

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