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15秒だから流行した?TikTok運営会社「ByteDance」のビジネス戦略
2019.04.23

中国発!最新ビジネストレンド情報第7回

15秒だから流行した?TikTok運営会社「ByteDance」のビジネス戦略

著者 浦上 早苗

 15秒のショートムービーを手軽に作成・シェアできるアプリ「Tik Tok」が、若年層を中心に大流行している。だが、これだけ話題になっていても、Tik Tokの運営会社「ByteDance(バイトダンス、字節跳動)」のことはそれほど知られていない。

 年内にも上場すると言われる、同社の歴史や成長の背景を紹介する。

 

2013年に創業、ポストBATとして注目

 ByteDanceは、2013年に設立されたユニコーン(時価総額10億ドル超のスタートアップ)企業。中国では2015年ごろから注目されていたが、Tik Tokのヒットに加え、2018年後半に巨額の資金調達を連発し、「Uber、Airbnbを超える世界最大のスタートアップ」として海外でも知られるようになった。

 同社は人工知能(AI)を駆使し、ユーザーの好みに最適化したコンテンツを提供するニュースアプリ「今日頭条(Toutiao)」の大成功で名を馳せた。

 社名も2018年3月までは「今日頭条」で、中国のIT御三家「BAT(バイドゥ・アリババ・テンセント)」の後を追う「TMD」(頭条、生活全般のO2Oサービス「美団点評」、配車アプリ「滴滴出行」)の一角を担っている。Tik Tokの海外でのヒットを受け、同年4月に社名をByteDance(字節跳動)に変更した。

 

動画コンテンツ成熟期に登場したショートムービー

 この1、2年、シェア自転車、ライブ配信アプリなど中国発のサービスが相次いで日本に進出した。これらの企業は自国で猛成長し、鳴り物入りで海外進出を果たしてきた。

 一方Tik Tokは、… 続きを読む… 続きを読む

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浦上 早苗

浦上 早苗

海外書き人クラブ所属、中国経済ライター

1998年から2010年まで西日本新聞社記者。その後中国政府奨学金を受け博士留学(専門は経営学)。中国・大連の少数民族向け国立大学で教員。中国経済ニュース、米国経済ニュースの翻訳の他、中国経済関連記事を執筆。法政大学MBA兼任教員。

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