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今の若手は「やる気はあるけど2年目に辞めたがる」
2018.06.10

アンケートから読み解くビジネスの課題第2回

今の若手は「やる気はあるけど2年目に辞めたがる」

著者 地蔵 重樹

 この4月に新卒の社員を迎え入れた企業も多いでしょう。しかし、中には「今時の若者は、何を考えているのか?」と、新人とどのように絡んで良いのか、要領を得ていないビジネスパーソンも多いかもしれません。

 そこで今回は、新入社員の考え方や価値観を、複数のアンケートから紐解いてみます。元となるのは、株式会社マイナビが行った『2018年マイナビ新入社員意識調査』と、ソニー生命保険株式会社が行った『社会人1年目と2年目の意識調査』です。新入社員は、仕事や上司に対して、どのようなイメージを持っているのでしょうか。

 

今年の新人は「プライベートも仕事も頑張りたい!」

 まず「新入社員の仕事に対する考え方」については、プライベートを重視したいという意向は持ちつつも、仕事にも十分な意欲を持っていることがわかりました。

 マイナビの調査では、「仕事とプライベートのどちらを優先したいか」という質問に対し、「プライベート優先の生活を送りたい」と答えた新入社員が63.2%となりました(「どちらかといえば」も含む)。これは、過去の調査を見ても最高の数値となります。「プライベート優先」の割合が「仕事優先」を上回ったのは2015年の調査が初めてですが、プライベート優先の傾向は毎年強まっているようです。

 しかし、今の若手にとって、プライベートを優先することは、仕事を疎かにするということではないようです。「仕事への期待」と「仕事に対する夢」に対する意識については、昨年までの調査では減少傾向にあったものの、今年の調査では「仕事への期待がある(「どちらかといえば」含む)」と答えた割合が、過去最高の74.1%となっています。さらに、「仕事を通じて叶えたい夢がある」も、前年比4.5ポイント増となる71.8%でした。

 なぜ数値が上向いたのか、その確かな理由はわかりませんが、売り手市場の就職活動で、企業側が競い合って魅力的なアプローチを行ったことが、仕事に対する期待感を大きくした可能性があります。

 

入社2年目ですでに約3割が辞めたがっている現実

 しかし、仕事に対する高い期待を持っているということは、その期待が打ち砕かれた時に、挫折してしまうことも意味します。マイナビの調査では、「会社を辞めたい」と思っている社会人2年目の若手の割合は、… 続きを読む… 続きを読む

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地蔵 重樹

地蔵 重樹

フリーライター

ニュースサイトやオウンドメディアなどのWebコンテンツや、書籍のライティングを行う。著書に『〈アウトライン記述法〉でA4一枚の文書がサクサクつくれる本』(日本実業出版社)などがある。

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