海外発!最新ビジネス事情2018(豪州・ブリスベン)

ゴミ収集をクリーンかつ簡単にするテクノロジーとは

2018.09.02 Sun連載バックナンバー

 日本でゴミ収集というと「3K」(汚い、キツい、危険)の一つに数えられている。ゴミ収集所に置かれた袋を収集車に放り込みながら、その後ろえっちらおっちら走ってついていく作業員はキツいし、路上での作業だから危険もつきまとう。生ゴミの袋などがつぶれるので悪臭を放ち、汚い。ドラマ『北の国から ‘95秘密』でも吉岡秀隆さんが演じる黒板純(田中邦衛さんが演じる黒板五郎の息子)くんが、ゴミ収集の仕事を始めてからしょっちゅう石鹸でしつこいくらいに手を洗うシーンが印象的に描かれていた。

 ところがオーストラリアのゴミ収集はクリーンでラクで危険もない、日本とは正反対の仕事だ。

 

ゴミ収集を効率化するワンマンカー

 というのも、まずゴミ収集車を追いかける作業員はゼロ。運転手だけのワンマンカーだ。それなりの時間運転はするものの過重労働というわけではなく、ずっとジョギングしながら追いかけるのに比べたら、「ラク」と言えるだろう。

 しかしゴミを車に放り込む作業員がいなくて、どうやって収集できるのか。簡単に説明しよう。

 道路脇に置かれた統一規格のゴミ箱(高さ約1メートル)を、… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

柳沢 有紀夫

柳沢 有紀夫

海外書き人クラブ所属・オーストラリア在住ライター

慶應義塾大学文学部卒業。外資系広告会社で12年間コピーライターをした後、1999年よりオーストラリア在住。2000年、海外在住の日本人ライターに呼びかけ、海外書き人クラブを設立し、現在もお世話係を務める。『日本語でどづぞ』(中経出版)、『ニッポン人はホントに「世界の嫌われ者」なのか』(新潮文庫)、『オーストラリアで暮らしてみたら。』(JTBパブリッシング)など著書多数。『値段から世界が見える』(朝日新書)など、多くのライターに執筆参加してもらう企画も得意。2013年から別名義で小説家としても活動中。

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter