専門家が占う不動産の未来(第2回)

不動産投資をするなら、高くても人気の街が良い

2017.11.02 Thu連載バックナンバー

 不動産投資は、毎月安定した家賃収入を得て、少しずつ収益を重ねていく点において、投資の中でも堅実な投資です。

 この不動産投資において、もっとも大事な要素は「どのエリアに物件を購入するか?」という立地条件です。たとえば「住みたい街ランキング」に名前が挙がるような人気エリアの物件であれば、初期投資は高いかもしれませんが、それ以上のメリットがあります。

 今回は、人気の街、人気エリアで不動産投資をする際のポイントを紹介します。

 

「本当は東京が良いけど、埼玉でもいいや」はない

 物件を選ぶ際には、エリアや価格、広さ・間取り、築年数など色々な要素を加味して決めるものですが、この中で変えるのが難しい要素は「エリア」と「価格」です。

 たとえば、「この物件は少し狭いけど、他は希望通りだから買おう」という例はあっても、「東京都の練馬区が良かったけど、埼玉県の川口市でも良いや」ということは稀です。また、「予算が1,000万円オーバーしているけど、気に入ったから買おう」という例もあまりありません。

 このようにエリアと価格という2つの要素は、住宅選びで重要です。ただし、価格は個人でコントロールするのが難しい要素です。そのため、投資先の不動産を探す際は「どのエリアで探すか?」が、結果的に最優勢事項となります。

 投資目的であれば、需要が落ちにくいエリアの物件を選ぶべきでしょう。特に「住環境が良い」「利便性が高い」という要素で人気の街は、需要が落ちにくい傾向にあります。

 街の雰囲気というのは良くも悪くも変わらないものです。たとえば、世田谷の住宅街は十数年後も閑静なままでしょうし、品川駅は十数年後も利便性が高いでしょう。つまり人気の街は、将来的にもその人気が継続する可能性が高く、揺るぎない魅力を持っているということです。

 何をもって「人気の街」とするか、その定義は曖昧ですが、一般的には「住みたい街ランキング」に入っている街、ターミナル駅がある街や開発が進んでいる街のことを指します。SUUMO調べによる「住みたい街ランキング 2017(関東)」では、1位が吉祥寺、2位が恵比寿、3位が横浜、以下、目黒、品川、武蔵小杉、池袋、中目黒……と続いています。

 

競合も多いが、価値は落ちにくい

 上記のような、恒久的に人気の落ちにくい街で不動産投資をする際には、そうでない街に比べ、大きく3つのメリットが挙げられます。具体的には、… 続きを読む

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中村 昌弘

中村 昌弘

CIKIコンサルティングファーム代表。株式会社ネクストアド所属ライター

不動産ディベロッパーで新築マンション・戸建ての売却、中古マンション・戸建ての仲介、投資用マンションの仲介および用地取得などに携わったのち独立。現在は、新卒採用コンサルティングを行うかたわら、不動産仲介のヘルプ(物件案内~クロージング)も手がける。

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