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ジューンブライドは逆境から生まれた戦略だった
2017.06.16

逆境をビジネスチャンスに変えるには

ジューンブライドは逆境から生まれた戦略だった

著者 前野 智子

 世の中には、季節性や社会環境などの逆境に新たな視点を加えることで、大きな成功を成し遂げてきた例が数多くあります。定番のものから最新のものまで、逆境をビジネスチャンスに変えた商品やトレンドを見ていきましょう。

 

6月の結婚式数を増やす仕掛け「ジューンブライド」

 6月といえば「ジューンブライド」という言葉があります。6月に結婚式を挙げた花嫁は幸せな結婚生活を送ることができるとされるジンクスで、日本でも多くの女性の憧れとなっています。

 実は日本でのジューンブライド、元々は逆境を乗り切るためのホテル業界のイメージ戦略から広まったものなのです。

 日本で6月といえば梅雨真っ盛りです。雨が続き湿気も多いこの時期は、本来結婚式を挙げるのに適しているタイミングではありません。当然結婚式数は少なく、歓送迎会シーズンでもないことから、6月はホテルの宴会場の売り上げが落ち込む月でした。

 この6月の売り上げ挽回策として1967年頃にホテルオークラが仕掛けたのが「6月に結婚式を」というイメージ戦略でした。ヨーロッパから「ジューンブライド」という言葉と「6月に結婚した花嫁は幸せになれる」という大まかな概念だけを輸入し、大々的な宣伝を行ったのです。

 肝心のジューンブライドの由来ですが、ヨーロッパでも諸説入り混じっています。たとえば、6月の英語名Juneが、ローマ時代の結婚の女神Junoに由来しているから、というロマンチックな説もあります。その一方で、「3~5月は… 続きを読む… 続きを読む

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前野 智子

前野 智子

フリーライター。大企業・ベンチャー双方での就業経験や海外でのビジネス経験を活かし、ビジネス関連記事やインタビュー記事等の執筆を手掛ける。

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