”I have a pen. I have a pineapple Ah! Pineapple pen! “
2016~17年の年末年始は、この「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」という歌を聞かない日はないほど「ピコ太郎」ブームが巻き起こりました。
PPAPとは、お笑い芸人・古坂大魔王がプロデュースした、千葉県出身の53歳のシンガーソングライター・ピコ太郎が歌う、わずか1分ほどの短い歌のこと。YouTubeで人気となり、活動の場をテレビへと移していったピコ太郎ですが、彼の知名度に火をつけたのは、SNSを有効活用したマーケティング戦略でした。
本記事では、ピコ太郎のPPAPを参考に、SNSで情報を拡散させる賢いやり方について考えます。
PPAPが「ジャスティン・ビーバー」にたどり着くまで
PPAPの人気は今や日本だけではなく、世界的に話題となっています。YouTubeには世界中の人々がピコ太郎の真似をする動画がアップロードされており、ピコ太郎自身も度々海外でライブを行っています。
PPAPがここまで人気となった大きな理由としては、Twitterのフォロワー数が9,000万人を超える、カナダ出身の世界的なミュージシャンであるジャスティン・ビーバーが、YouTubeにアップされたPPAPの動画をツイートしたことが影響していると、一般的には言われています。
しかし、PPAPがジャスティン・ビーバーの元に届くまでには、いくつかの段階がありました。
そのステップの第1歩となったのが、… 続きを読む