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勢い止まらぬ「セブンプレミアム」の開発体系に迫る
2016.08.12

セブン&アイがPBを売り出す意義とは

勢い止まらぬ「セブンプレミアム」の開発体系に迫る

著者 小島 沙穂

 2007年に販売を開始した、セブン&アイホールディングスのプライベートブランド(以下PB)「セブンプレミアム」の快進撃が止まらない。

 ブランド展開を始めて7年経った2014年度、「セブンプレミアム」の売上は、イオンのPB「トップバリュ」を抜いて、ついにトップに躍り出た。2015年度には前年同期比22.8%増となる1兆10億円を売り上げ、年間目標の1兆円を大きく上回った。商品ラインナップは食品に留まらず、衣類や生活用品、ペット用品や文房具など、あらゆる品ぞろえを広げている。さらに2016年度は、売上高1兆2,000億円を目指し、付加価値の高い商品の販売やサービスの拡充に意欲を見せている。

 では、なぜ「セブンプレミアム」はここまで急成長できたのだろうか?それは、セブン&アイの開発体制に答えがある。

 

なぜ、「セブンプレミアム」は“強い”のか?

 セブンプレミアムの商品開発は、元々自社で所持していた商品開発手法をベースに、グループ各社のインフラや商品開発ノウハウ、流通、そして販売力を結集して行われている。

 一般的にPBは、たとえ同一グループ内であっても、参画各社で別々に仕入れや開発、販売が行われるものである。セブン&アイもその業態をとっていたが、2006年に開発体制の改革を行い、グループ全体で一元化。現在は、グループ各社の総勢約70名の開発者が、分野に分かれてチームを構成し、開発を進めている。原材料の調達から品質管理、物通まで一貫でマネジメントできるため、総合的な収益構造の構築が可能になった。そのため、リーズナブルで品質のよい製品が消費者に提供でき、人気になっているというわけだ。

 

メーカーとのコラボ商品により価値を倍増する「セブンゴールド」

 また、顧客に商品価値を認めてもらうための工夫にも力を入れている。

 セブンプレミアムの商品群の中でも、特に反響が大きいのが、… 続きを読む… 続きを読む

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小島 沙穂

小島 沙穂

株式会社Playceに所属。大手電鉄グループ社内報の編集・ライティングを担当する。また、経営者や新規事業担当者をターゲットにした雑誌『事業構想』にて、連載「パイオニアの突破力」を執筆。アスリートに取材を行い、組織作りやセルフマネジメントのコツを聞き出している。http://www.playce.co.jp/

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