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IoTは介護の現場でどのように人を助けるのか?
2016.06.13

介護に関わるIoT

IoTは介護の現場でどのように人を助けるのか?

著者 小島 沙穂

 内閣府の「平成26年版高齢社会白書(全体版)」によれば、高齢者のひとり暮らしまたは夫婦のみの世帯が大幅に増え、2012年には53.6%を占めるという結果に。今度、独居や施設入居の高齢者はますます増加が見込まれている。

 増え続ける介護需要と看護師・介護士の業務改善に対応するひとつの方法として、IoT(Internet of Things、あらゆるものをインターネットにつなぐ技術)の利用が注目を浴びている。

 今回は、介護に関わる人々の情報共有やデータ管理はもちろん、見守りビジネスの場など、さまざまな介護の現場で活用される、IoT技術について紹介しよう。

 

もうナースコールはいらない? センサーが自動で看護師を呼び出し

 現在、医療機関・介護施設では、ナースコールシステムを中心としたIoTの積極的な利用が進んでいる。いまやナースコール機器は単純に患者・利用者が職員を呼ぶための道具ではない。各種センサーやバイタル管理機器、電子カルテなどと連動しながら、患者・利用者の情報を集積・分析するためのツールとして活用が進んでいる。

 たとえば、高齢者の動きを感知する「離床センサー」というツールがある。患者のベッドサイドにマット型のセンサーを敷いておき、そのマットを踏む=ベッドから降りようとすると離床を検知しナースコールなどに呼出がかかる。呼出を受けた看護師・介護士はすぐに患者の元へ駆けつけ、サポートをするというわけだ。ひとりで歩いてうっかり転倒したり、ベッドから落ちてしまうなどの事故が起きる前に、サポートへ向かえるため、転倒・転落事故の削減が見込まれる。

 近年では、従来のマット式センサーよりも正確な判定が行える、ベッド内蔵型センサーも増えてきた。たとえば、… 続きを読む… 続きを読む

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小島 沙穂

小島 沙穂

株式会社Playceに所属。大手電鉄グループ社内報の編集・ライティングを担当する。また、経営者や新規事業担当者をターゲットにした雑誌『事業構想』にて、連載「パイオニアの突破力」を執筆。アスリートに取材を行い、組織作りやセルフマネジメントのコツを聞き出している。http://www.playce.co.jp/

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