2016.02.29 Mon

 毎年やってくる、嬉しいような面倒くさいようなバレンタインデー。多くの男性陣が頭を悩ませるのは、その一ヶ月後のホワイトデーのお返しだと思います。当日になって、職場近くのコンビニなどで適当に買ったものを渡していませんか? 特に部下へのお返しは、そのセンスによって上司への印象が大きく変わってくるものです。

 今回は「この上司、できる……!」と思わせるホワイトデーの返し方を紹介します。

 

ホワイトデーは「日本ならではの風習」

 実は、ホワイトデーという日を設定したのは日本です。これが中国、韓国などのアジア圏に広がり今や当たり前となっているものの、欧米などでは元々存在しない習慣なのです。バレンタインデーの始まりはローマと言われていますが、最初は「男性から女性にプレゼントをして、愛の告白をすると」いうのが本来のイベントでした。

 しかし日本では「人にものをもらったらお返しをする」という日本人らしい義理堅い性格がそうさせたのか、1978年に「全国飴菓子工業協同組合」が3月14日を「ホワイトデーはキャンデー贈る日」と命名し、その後はキャンデーやマシュマロなど、もらったチョコレートと同等のお返しをするようになったのだそう。

 リサーチバンクが1,000人に調査をおこなった結果によると、2015年度に何かしらの形でバレンタインデーをもらった人は約60%。そのうちきっちりとホワイトデーのお返しをした人は57%。返さなかったと答えた人は18%という結果に。価格帯は1,000~2,000円くらいものを予算にしていることがわかりました。中身はチョコレートやクッキーなどのお菓子で返す人が多く、これは義理チョコに関係なく本命チョコに対してでも同じ結果となります。

 

人とは違ったお返しで差をつける方法とは?

 とはいえ、フツーのチョコレートやクッキーをお返しにしても面白くありません。そこで「この上司、できる……!」と思わせるお返しの選び方を、以下に列挙します。

 

(1)奥さんや彼女と一緒に選んでもらう

 これは一番合理的な方法だといえます。きっと女性ならではの細やかな気遣いを添えてくれるはずです。女性側の意見として聞き入れましょう。

 さらに一緒に買いにいくことで、社内でのバレンタインというイベントが夫婦間、カップル間でよりオープンなものになります。そのため「誰にもらったの?」「このプレゼントは何?」といった、勘違いからの喧嘩も避けられそうです。

 

(2)スイーツにこだわる必要ナシ! 好みに合ったプレゼントを用意する
 リサーチ結果にもあったように、多くの男性社員が洋菓子をセレクトするということを踏まえて、ひと味違ったプレゼントにするのもひとつの手でしょう。

 たとえば、あえて「せんべい」を選択するのもありです。クリスマスからバレンタイン、ホワイトデーと甘いものが続くこともあり、歯ごたえのある塩気のあるものを食べたくなる時期です。

 また「女性は全員甘いものが好き」と思い込みがちですが、決してそうではありません。甘いものが苦手な女性ももちろんいます。相手の好みを知る必要はありますが、そうした細かい好みに気がついてくれる上司には、信頼を寄せることでしょう。

 

(3)ランチをご馳走する

 お礼としてランチをご馳走するならば、女性社員全員を一気に招待しましょう。女性全員を誘えばみんなで楽しく時間を共有できますし、1,000や2,000円のランチだとしても「ご馳走する」という行為で気前の良い上司を演出できます。

 間違っても、一人ずつ連れて行ったりしてはいけません。せっかくいつもより良いランチを選んでも、個人面談のような空気になってしまいかねないからです。

 

女性が“これはやめてほしい”と思っているお返しとは?

 ここまでは「この上司、できる……!」と思わせるプレゼントをご紹介しましたが、その一方で「この上司、ダメだ……!」と思われてしまうプレゼントももちろんあります。以下に、「これだけは避けておきたい」というプレゼントを紹介します。

 

(1)明らかにコンビニの棚にありそうなもの

 同じお返しでも、あまりに簡易的に済まされると上司の軽薄さを疑ってしまいます。どこでも手に入る低予算なお礼は、「あげればいいんでしょ」といった気持ちが見え隠れしてしまいます。せめて、少し足を伸ばしたところにある店のものを選ぶようにしましょう。

 

(2)ギャグのつもりが本気で寒い、ネタ系のお菓子

 義理とはいえ、相手がバレンタインデーとしてちゃんと選んでくれたものに対して、ギャグでお返しをするのはおすすめしません。ましてや上司と部下という関係であれば、お互いに感謝の気持ちを表したり、叱咤激励の気持ちを込めてお返しをしたりすべきでしょう。いつもギャグを言っているようなキャラクターであればなおさら、お返しはきちんとした方が好印象を与えられます。

 

(3)キャンドルやハンドクリームなど、変に美意識が高いもの

 女性がもらって嬉しいものをリサーチすると、キャンドルやハンドクリームなどおしゃれな雑貨が上位に上がります。しかしこれは「上司や友人からもらって嬉しい」という意味ではなく、付き合っている相手からもらうと嬉しい物。義理チョコのお返しですから、消え物にしておいた方が無難です。意味深なアイテムを送るのはお互いのためにやめておきましょう。

 

 ホワイトデーを過剰に意識する必要はありません。しかし、いくら義理チョコとはいえ、女性社員は上司からどのような扱いを受けるかを少なからず意識しているものです。まだお返しを決めていない方は、いつものように適当に済ませるのではなく、一工夫してみてはいかがでしょうか。

キノシタ マユコ/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

キノシタ マユコ/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

フリーライター・Graphic worker

広告プロダクションでディレクターとして勤務し、その後フリーライターとして独り立ち。現在はさまざまなジャンルの情報媒体の取材・執筆、グラフィックデザインやイラストまでも行う「Graphic worker」として活動中。元美容師という異色の経歴の持ち主。Instagram:womb_kinoco

関連キーワード