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ガラケーからスマホまで「INFOBAR」不変の魅力
2016.01.18

グッドデザイン賞から読み解く、時代を変えたデザイン第1回

ガラケーからスマホまで「INFOBAR」不変の魅力

著者 草野 恵子

 これまで数え切れないほどの製品が、世に送り出されてきました。その中でも、特に時代を大きく変えた製品がいくつか存在します。本連載では、そんな“時代を変えたデザイン”をグッドデザイン賞受賞作品からピックアップ。デザイナーやメーカーの狙いを考察しながら、そのプロダクトが時代にどう影響を与えたか、ヒットの裏に潜むデザインの力を読み解いていきます。

 約60年にわたって「良いデザイン」を表彰し続けているグッドデザイン賞。日本に住む人なら、誰もが一度は店頭で見たことがある赤い「Gマーク」ですが、グッドデザイン賞の受賞製品に、最初に携帯電話が登場したのは1990年のことでした。以降、携帯電話本体はもちろん、携帯電話関連のさまざまなアイテムがグッドデザイン賞に数多く登場するようになります。

 携帯電話などのデジタルガジェットは絶えず新製品が登場し淘汰されていく激戦区ですが、そんな中、ガラケーからスマートフォンに至るまで10年以上にわたって一貫したコンセプトを確立し、グッドデザイン賞を受賞し続けてきた人気の携帯電話ブランドがあります。それが、2003年10月に登場した「INFOBAR」です。

 

初代「INFOBAR」はスマホへとつながる布石だった

 「INFOBAR」の原点は、その2年前にさかのぼります。「ビジネスショウ TOKYO 2001」のKDDIのブースでコンセプトモデルのひとつとして発表された、その名も「info.bar(インフォバー)」。チョコレートバーのような形をした本体にタイル状のボタンキーと、背面にはPDA(携帯情報端末)のタッチパネルを搭載したモデルで、ボタンキーと背面のタッチパネルを使い分けながら操作できるという斬新なアイディアが盛り込まれていました。

 当時の携帯電話といえば「二つ折り」のスタイルが主流でしたが、… 続きを読む… 続きを読む

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草野 恵子

草野 恵子

フリーランス編集者、ライター

大学卒業後、音楽/IT系出版社にて雑誌や単行本等の編集を手がけたのち独立。現在はデザイン、アートなどのジャンルで編集者、ライターとしてさまざまな企画を手掛ける。著書に『ショップで見つけたとっておきの文房具』(ロコモーションパブリッシング)。昨年、編集を手がけた『かわいいドイツに、会いに行く』(久保田由希著/清流出版)が好評発売中。

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