最近「ガラホ」などと呼ばれる、Androidをベースに開発された折り畳みタイプの携帯電話(フィーチャーフォン、ガラケーなどとも呼ばれる。以下、フィーチャーフォン)が増えている。Androidの利点を生かしつつも、従来の携帯電話とそっくりのインターフェースを実現するこれらの端末が生まれた背景には、ある大きな理由がある。
主流になりつつあるAndroidフィーチャーフォン
日本でもスマートフォンの利用率が5割を超えるなど、今やスマートフォンが携帯電話デバイスの主流となっているのは、多くの人がご存じであろう。しかしながら、折り畳みスタイルで、なおかつダイヤルキーで操作ができる従来型の携帯電話・フィーチャーフォンも、年配者を中心として今なお根強い人気を誇っている。
しかしながらここ最近、そのフィーチャーフォンに大きな変化が起きている。というのも、多くのスマートフォンに搭載されているOS「Android」を搭載した折り畳みタイプのフィーチャーフォンが、2015年頃を境として急増しているのだ。
そのきっかけとなったのが、2015年2月にauから発売された、シャープ製の「AQUOS K SHF31」という端末。この端末は従来型の一般的な折り畳みスタイルのフィーチャーフォンと同程度のサイズ・デザインながら、その中身はAndroidがベースとなっていたことから、大きな驚きをもたらし、注目を集めたのである。
またAQUOS Kの発売以降、auだけでなくNTTドコモもソフトバンクも、相次いでAndroidベースのフィーチャーフォンを発売。現在でも従来型のフィーチャーフォンは発売されているものの、新機種の数は減少傾向にあることから、今後はフィーチャーフォンもAndroidベースのものが主流になっていくと見られている。
従来の携帯電話と何が違うのか?
では、AndroidフィーチャーフォンはAndroidスマートフォンと何が違うのかというと、最も大きな違いは… 続きを読む… 続きを読む