ここ最近、スマートフォンに特徴的な端末が登場せず、盛り上がりに欠けており、iPhoneの販売不調なども伝えられている。その一方で、従来型の携帯電話「フィーチャーフォン」では個性的なモデルも増え、注目を集めている。

 そのことを象徴しているのが、NTTドコモが2018年11月に発売した京セラ製の「カードケータイ」であろう。カードケータイはクレジットカードサイズの非常に小さいフィーチャーフォンだ。厚さは最も厚い部分で5.5mm、重量も47gと、携帯電話とは思えない。名刺入れにも入ってしまう大きさだ。

 ディスプレイには、電子書籍リーダーなどに用いられている電子ペーパーが採用されている。モノクロ表示ではあるものの、画面が静止しているときは電力を消費しない上、太陽光の下でも見やすい。また、長時間見ていても目が疲れないなどのメリットを備えている。

 しかもこれだけ小さいにもかかわらず、4Gのネットワークに対応しており、VoLTEによる高音質の通話が可能だ。アプリの追加などはできないが、データ通信もできるのでWebサイトの閲覧も可能だし、テザリングにも対応しており、他の端末の通信も担える。

 最新のスマートフォンのように機能が充実している訳ではないが、音声通話用の端末としては十分な機能を備えている。それをカードサイズに収めたという意外性が、大きな注目を集めた訳だ。

 しかし、高性能なスマートフォンも比較的安い値段で購入できるようになった中、カードケータイのような意外性のあるデバイスがフィーチャーフォンとして登場したのは気になるところだ。

 

フィーチャーフォンとして復活したINFOBAR

 カードケータイ以外でも、個性的なフィーチャーフォンとして注目を集めているのが、… 続きを読む

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佐野 正弘

佐野 正弘

ライター

福島県出身、東北工業大学卒。エンジニアとしてデジタルコンテンツの開発を手がけた後、携帯電話・モバイル専門のライターに転身。現在では業界動向からカルチャーに至るまで、携帯電話に関連した幅広い分野の執筆を手がける。著作:『Windows&iPhone連携テクニック Windows 8.1対応』(共著、インプレスジャパン)、『今すぐ使えるかんたんPLUS Androidアプリ 大事典』(共著、技術評論社)、『ポケット百科 Xperia arc 知りたいことがズバッとわかる本』(共著、翔泳社)など

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