ケータイ業界の最新動向に迫る(第53回)

“デジタル痴漢”も発生!スマホのセキュリティにご注意

2018.06.18 Mon連載バックナンバー

スマートフォンもコンピューターウィルスに感染する

 今や生活する上で必需品となったスマートフォン。だが、その中身は常にネットワークに接続されており、しかも、大切な情報が詰まったコンピューターでもある。パソコンなどと同様に、様々な脅威にさらされているのを忘れてはならない。セキュリティ対策をしっかり施しておかないと、大変な状況を招きかねないのだ。

 スマートフォンのセキュリティと聞いて、多くの人が想像するのはコンピューターウィルスへの対処ではないだろうか。いろんなアプリをインストールして便利な機能を追加できるだけに、悪質なアプリを加えて、ウィルスに感染してしまうリスクも抱えている。

 実際、スマートフォンがウィルスに感染した例は、世界規模で多く報告されている。昨年末には、スマートフォンに仮想通貨をマイニング(採掘)させることで高い負荷をかけ、物理的に破壊してしまうというウィルスも発見された。だが実際のところ、日本でスマートフォンを普通に使っていて、ウィルスに感染したという報告を耳にするケースは、パソコンに比べるとあまり多くないように感じる。

 その理由はアプリのインストール方法にある。スマートフォンでウィルスに感染するケースの多くは、App StoreやGoogle Playといった正規のアプリマーケットではないところで配信されたアプリをインストールすることで感染するケースが多い。だが日本では、多くの人が正規のアプリマーケットからアプリをダウンロードしているため、ウィルスに感染しづらいと考えられる。

 もちろん過去には、正規のアプリマーケットで配信されたアプリの中に、ウィルスが混入されていた事実もあるため、完全に予防できるとは限らない。そのため、パソコンと同様に、セキュリティアプリを入れておくなど、何らかの対処が必要だ。もっとも、正規のアプリマーケット以外で配信されているアプリをインストールするのと比べれば、リスクは大幅に軽減される。

 

OSの脆弱性やアカウント乗っ取りへの対処法は?

 アプリのインストールによるウィルス感染は、このような対策をすれば回避しやすい。だが通常の手段では防げないのが、OSの脆弱性を突いた攻撃を受けてしまった場合である。脆弱性への対処を放置すると知らないうちにスマートフォンの中の情報が盗まれたり、スマートフォンが別のコンピューターを攻撃する踏み台になってしまう危険性があるのだ。

 この問題に対処するには、… 続きを読む

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佐野 正弘

佐野 正弘

ライター

福島県出身、東北工業大学卒。エンジニアとしてデジタルコンテンツの開発を手がけた後、携帯電話・モバイル専門のライターに転身。現在では業界動向からカルチャーに至るまで、携帯電話に関連した幅広い分野の執筆を手がける。著作:『Windows&iPhone連携テクニック Windows 8.1対応』(共著、インプレスジャパン)、『今すぐ使えるかんたんPLUS Androidアプリ 大事典』(共著、技術評論社)、『ポケット百科 Xperia arc 知りたいことがズバッとわかる本』(共著、翔泳社)など

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