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月額500円~の格安SIM「LINEモバイル」が狙うもの
2016.10.05

ケータイ業界の最新動向に迫る第21回

月額500円~の格安SIM「LINEモバイル」が狙うもの

著者 佐野 正弘

 9月よりサービスを開始した、LINEのスマートフォン向け通信サービス「LINEモバイル」。月額500円からサービスの利用が可能で、LINEなどのサービス利用時の通信量をカウントしない「カウントフリー」で注目されているが、ネットサービスを提供する事業者が新たに通信サービスを提供する理由はどこにあるのだろうか。

 

明らかになったLINEモバイルのサービス内容とは

 今年3月、メッセンジャーアプリを提供するLINEが新たに打ち出した、MVNOによる通信サービス「LINEモバイル」。月額500円から利用できること、LINEでのコミュニケーションにかかる通信量をカウントしないなどの仕組みから、同サービスは開始前から大きな注目を集めていた。

 そして去る9月5日、ついにLINEは、LINEモバイルのサービス内容を発表、同日よりサービスを開始している。その内容を改めて確認すると、LINEモバイルには2つの料金プランが用意されていることが分かる。

 1つが、月額500円(データ通信のみの場合)から利用でき、1GBの高速通信容量が用意された「LINEフリープラン」。そしてもう1つは、音声通話とSMSが標準で付属しており、高速通信容量が3〜10GBの中から選ぶことができる、月額1,100円から利用可能な「コミュニケーションフリープラン」だ。

 これら2つのプランは、LINEモバイル最大の特徴ともいえる、特定のアプリやサービスを利用した時には高速通信容量を消費しない「カウントフリー」に対応している。カウントフリーの対象となるアプリは、LINEフリープランはLINEのみ、コミュニケーションフリープランはLINEに加え、TwitterFacebookがカウントフリーの対象となり、高速通信容量を使い切った後でも、SNSをはじめとしたコミュニケーションには快適に利用できるようになっている。

 この他にもLINEモバイルでは、大手キャリアの通信サービスしか対応していないLINEの年齢認証に対応し、18歳以上であればLINE上でのID検索が利用可能となっている。また月額基本料の1%分のLINEポイントが毎月貯まる仕組みの提供、さらにはLINEの公式アカウントでチャットによるサポートが受けられるなど、LINEの強みを生かしたさまざまなサービスを提供しているのも、大きな特徴といえるだろう。

 しかしながら、そもそもLINEは通信事業者ではなく、あくまでメッセンジャーアプリを主体としたインターネットサービスを提供する事業者であるはずだ。にもかかわらず、なぜLINEはあえて日本での通信事業に参入したのだろうか。… 続きを読む… 続きを読む

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佐野 正弘

佐野 正弘

ライター

福島県出身、東北工業大学卒。エンジニアとしてデジタルコンテンツの開発を手がけた後、携帯電話・モバイル専門のライターに転身。現在では業界動向からカルチャーに至るまで、携帯電話に関連した幅広い分野の執筆を手がける。著作:『Windows&iPhone連携テクニック Windows 8.1対応』(共著、インプレスジャパン)、『今すぐ使えるかんたんPLUS Androidアプリ 大事典』(共著、技術評論社)、『ポケット百科 Xperia arc 知りたいことがズバッとわかる本』(共著、翔泳社)など

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