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ナンバー1営業が実践するトリプルハッピーキャリア
2016.03.30

未来を拓く挑戦者たち第4回

ナンバー1営業が実践するトリプルハッピーキャリア

著者 大平 裕之

 転職者と企業のベストマッチングを担うリクルートグループで、入社1年目からナンバー1の営業成績を上げた森本千賀子さん。リクルートのトップ営業マンとして数々の栄誉に輝いてきた類いまれな営業力は、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』で紹介されたほどです。ライフワークとして、家庭も仕事も犠牲にしない女性のハッピーキャリア支援にも取り組む森本さんに、これからのビジネスウーマン像について語っていただきました。

 

“仕事”を“志事”にして、人は最大限の能力を発揮する

――NHKの人気番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』で、森本さんはプロフェッショナルとしての信条を2つの言葉に集約されました

 あの番組は、必ず最後に「プロフェッショナルとは?」と聞かれるんです。私は「無限の可能性を信じて進化、チャレンジし続けること」と「ゆるぎない信念をもって志をカタチに変えていくこと」を挙げさせていただきました。リクルートエージェント(現リクルートキャリア)に入社した際、私は「とにかく一番を目指します」と宣言しました。その自信には何の根拠もなかったのですが(笑)、可能性を信じてチャレンジするという高揚感だけは満ちていました。

 リクルートエージェントは、今でこそ人材紹介会社としてシェアナンバー1を誇る企業になりましたが、私が入社した22年前は社員が今の10分の1以下、200人にも満たない小さな会社でした。しかし「これから転職市場を大きくして、ムーブメントを起こそう」という気概にあふれていました。そんな社風も私を後押ししてくれたのかもしれません。

――その宣言通り、入社1年目で営業成績1位になり、その後も3年連続でリクルートグループ全社のMVPに輝くなど、目覚ましい成績を収められました

 まず名前を覚えてもらうために原色のスーツを着たり、名刺に香りを付けたりするなど、インパクト重視でいろいろと工夫を凝らしました(笑)。とりわけ新規開拓でこだわったのが、必ず社長にアポを取るということです。そのため社長とコンタクトが取りやすい、始業前の朝7時から8時ころ集中的に電話を掛けました。“社長アポ”にこだわったのは、人材に関して一番真剣に考え悩み、関心が高いのが社長だからです。

 企業には創業期から始まり、拡大期、多角期、変革期と、さまざまなフェーズがあり、その局面ごとに必要とされる人材は変わってきます。そのようなニーズを知るには経営の中核にいるトップに話を聞かないと何も始まりません。“社長アポ”にこだわるのは、私が入社以来ずっと続けてきた営業の流儀です。

――まだ若いときに、そう簡単に社長とアポが取れるものでしょうか

 もちろん簡単には取れません。しかし、私は… 続きを読む… 続きを読む

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大平 裕之

大平 裕之

リクルートとアスキーでビジネス関連の雑誌や単行本制作に携わり、多くの企業トップ・インタビューや著名人への取材執筆を行う。
フリー転向後は、記事執筆に加え、NHK「週刊こどもニュース」などのニュースショーをはじめ、テレビのクイズやドキュメンタリー番組の企画・構成にも携わる。

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