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女性社員が「会社を辞めたい」と言い出した。どうする?
2019.11.22

マネージャーの極意第7回

女性社員が「会社を辞めたい」と言い出した。どうする?

著者 八木 昌実

 女性活躍推進の流れを受けて、多くの企業や組織で女性社員の姿を見かけるようになりました。とはいえ、女性の部下を持ったことがない男性マネジャー層からはいまだに、「どう接したらいいかわからない」といった声も聞かれます。

 プルデンシャル生命保険で支社長などを歴任してきた八木昌実氏は、男性マネジャーは、女性社員が退職を決めるきっかけや理由を理解しにくい傾向にあるといます。そのうえで、「男性と女性ではモチベーションの源泉が異なることを把握しておかないと、女性社員が次々に辞めてしまいかねない」と警鐘を鳴らします。

 女性社員は、どんなときにやる気が下がりやすいのか。そして、万が一退職願を突き付けられたら、マネジャーはどう対応すればいいのか。男性社会と、女性中心の職場の両方を経験してきた八木氏が語ります。

 

瞬発力がある男性社員、じわじわ追い抜く女性社員

「初めて女性の部下ができました。どう接したらいいでしょうか」

 支社長の仕事をしていたとき、時々、男性マネジャーからこんな質問を受けました。

 近年、働く女性の数は急速に増え、部署に女性がいることは当たり前になりつつあります。私がプルデンシャル生命に入社した当時、ライフプランナーは男性に限られていました。しかし、現在は女性のライフプランナーが300人ほどいます。2007年に役員として入ったジブラルタ生命では、営業社員のほとんどが女性でした。

 さて、冒頭の質問に戻ります。男性社員と女性社員で、接し方を変える必要はあるのでしょうか。

 経験をベースにお話しすると、私の結論は「Yes」です。女性と男性では、営業成績の伸び方も、「会社を辞めたい」と思うきっかけも異なるからです。

 例えば、男性のライフプランナーの場合は、入社当初に一気に成績を伸ばすケースが多々見られます。新入社員を対象にした売上ランキングを見ても、入社月に成績上位者に名を連ねるのは男性ばかりです。

 しかし、飽きっぽいのか、はたまた油断するのか、その後は少しずつ売れなくなっていくのも男性です。ここだけの話、まとまったお金を手にすると、ギャンブルに手を出したり、車や時計などの高級品に興味を持ち出したり、私生活が乱れ始めたりする人もちらほら見かけます。

 対して、女性の営業社員はどうでしょうか。… 続きを読む… 続きを読む

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八木 昌実

八木 昌実

1959年大阪府生まれ。89年、プルデンシャル生命保険株式会社に入社。わずか入社1年半で全国約1000人の営業トップに。その後、営業所長、支社長、執行役員常務、執行役員専務を経て、ジブラルタ生命保険株式会社執行役員専務、AIGエジソン生命保険株式会社代表取締役副社長、プルデンシャル米国本社国際保険部門のシニア・バイス・プレジデントを歴任。2017年に株式会社エイトウッズ、株式会社エイトウッズスターリゾートを設立。著書に『マネジャーとして一番大切なこと』(ダイヤモンド社)。

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