2018.06.09 Sat

 職場や学校で、メンバーから非難や攻撃をされ、不快な思いをした経験は、誰にでもあるはずです。

 しかし、その攻撃が理不尽なものであれば、そこまで気にすることはありません。なぜならその場合、攻撃を加えてくる人は、人間関係を「上下の支配関係」と考え、議論を「良い答えを出す場」ではなく、「単なる勝ち負けの戦い」としか考えていない、残念な人だからです。

 人気のビジネス書「頭に来てもアホとは戦うな!」(田村耕太郎著、朝日新聞出版刊)は、こうした意味のない攻撃を仕掛けてくる人を「アホ」と定義し、そのアホな人に対するうまい対処法を教えてくれる、気づきに満ちた本です。

 著者である田村氏は、本のタイトルの通り、このようなアホな人たちと戦う必要はない、としています。しかし、戦わないのであれば、どのように対応すれば良いのでしょうか?

 

アホと戦っても無駄である

 繰り返しになりますが、本書における「アホな人」とは、理不尽な攻撃を仕掛けてくる人物のことです。田村氏は“アホ”をタイプ別に分類しており、たとえば、突然“おまえは……”と絡んでくる「ストーカー型」、ウソやデマを流してくる陰湿な「工作員型」、権力をかさに理不尽な攻撃を仕掛けてくる「パワハラ型」などがあるといいます。

 正義感の強い人は、こうしたアホに対し、真正面から戦いに応じるかもしれません。しかし、その戦いで何も得るものはありません。たとえ勝ったとしても、人間関係にしこりを残し、その戦いで自分も大いに消耗疲弊してしまいます。

 本書では、「アホと戦ってしまう人」について、… 続きを読む

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栗林元

栗林元

作家・ライター

コールセンター勤務経験を持つライター。広告会社で営業14年、WEB・イベント等のディレクター職を12年経験。その傍ら、平成3年に小説「神様の立候補」で第二回ビジネスストーリー大賞(テレビ東京主催/日本経済新聞講演)佳作入選。現在は、ライター・作家として活動中。近著は本年3月にAmazonから電子書籍で小説「人生はボンクラ映画」をリリース。

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