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基本的に産休がないアメリカの子育てスタイルとは?
2018.07.14

海外発!最新「働き方」事情2018アメリカ・シアトル

基本的に産休がないアメリカの子育てスタイルとは?

著者 ハントシンガー 典子

 一部企業を除けば、育休はおろか産休すら満足にないアメリカで、多くの共働き夫婦は子どもが生後1カ月~6カ月で職場に戻る。都市部では、月20万円超えもザラという高額な保育料込みの復帰だ。

 過酷な状況を乗り越えるカギとなるのが、アメリカ独特のワークライフバランスに対する考え方。そんなアメリカ人の働き方の多様性に迫る。

 

公園デビューするパパたち

  とある平日夕方の公園の風景。遊具のある広場で子どもを遊ばせているのは大抵、その父親たちだ。母親は何をしているのか。まだ職場で働いている女性もいる。夕飯の買い物を済ませ、料理をする女性もいる。友人たちと、あるいはひとりで、息抜きの時間を楽しんでいる女性もいるかもしれない。どちらにせよ、アメリカ都市部ではありふれた話だ。

 日本人は仕事優先の印象があるが、アメリカ人はあくまで家族優先。そこは徹底している。勤務時間が終われば、すぐ家に帰る。残業はしない。立ち合い出産は当たり前のことで、もし夫が仕事だからと行かなければ、妻から一生恨まれるだけでなく、職場でも白い目で見られることだろう。医療費の高いアメリカでは、出産に付き添ったあと、1日で退院することが普通なため、妻、そして生まれてきたわが子と共に、束の間の育児休暇を一緒に過ごす男性は多い。

 そんな環境では、公園で子どもを遊ばせる父親たちの姿はごく自然に映る。妻と交替で育児休暇を取り、専業主夫生活を送っている男性。朝、保育所に子どもを連れていく妻に対し、夕方に迎えにいく役目を引き受けている男性。状況はさまざまだが、彼らにとって子どもと触れ合う大切な時間となっているはずだ。

 次の日の夕方は交替して、妻が子どもと遊び、夫が食事を用意するのかもしれない。それでも、アメリカでは何の不思議もない。もちろん、ふたりそろって子どもと遊ぶ夫婦もよく見かける。

 

職場の了解があればどんな働き方もOK

 夫婦の子育て分担は、双方の職場の理解あってこそ。日本人から見ると「いい加減」に見えてしまいがちなアメリカ社会だが、それは「フレキシブル」であることの裏返しだ。

 たとえば、「週40時間働く」とだけ、決められているとする。それは朝5時に出社し、午後2時に退社してもよい、ということだ。昼休みを取らないで、午後1時に帰ることもできる。曜日によって勤務時間を変える人もいる。週のうち4日は10時間働いて、週3日を休む。毎週3連休にすることも可能だ。

 その証拠に、… 続きを読む… 続きを読む

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ハントシンガー 典子

ハントシンガー 典子

海外在住ライター

東京にて編集職、ライター職を経て渡米。日米で15年以上の経験あり。現在は、フリーランス・エディター/ライターとして日米の雑誌やウェブサイトなどの媒体に寄稿、リライト、執筆活動を行う。現地メディアでコラムを連載するほか、日本での掲載実績としてはビテチョー、マガジンアルク、日経ウーマンオンライン、FQ Japan、OCNなどがある。

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