今やビジネスに欠かせない連絡手段が「メール」です。多い人では1日に何十通、何百通もメールを送らなければならず、それだけで相当な労働時間を費やしてしまいます。
しかし、人気のビジネス書『仕事が速い人はどんなメールを書いているのか』(文響社)によれば、メールのやり取りには無駄な時間が含まれており、間違ったメールの送り方や返信の仕方を続けていると、ビジネスのスピードが著しく遅くなる、といいます。
今回は、本書を参考に、仕事が速い人が実践しているメール術をご紹介します。 著者の平野友朗氏は、毎日300通ものメールのやりとりをし、10,000通ものメール添削経験を持つビジネスメール教育の第一人者です。
「~した方が良いでしょうか」のような呼びかけメールは危険
ビジネスにおける”メールあるある”の1つが、「一往復で済むような連絡なのに、不要な連絡の往復が続いてしまっていること」です。これでは連絡がいつまでも終わらず、無駄なメールのやり取りが続いてしまいます。
このような事態に陥ってしまう原因としては、「仕事の主導権を取ろうとしていないこと」が挙げられます。仕事が遅いビジネスマンは、「何々の件につきまして、一度、関係者で集まって打ち合わせをしたほうがよろしいでしょうか?」というような、単なる投げかけで終わるメールを送りがちです。
仕事が早いビジネスマンは、そのような“投げかけメール”ではなく、… 続きを読む… 続きを読む