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どんな環境でも結果を残すリーダーシップとは?
2018.07.17

安部徹也のMBAエッセンス講座第9回

どんな環境でも結果を残すリーダーシップとは?

著者 安部 徹也

 効率的な組織を作り、適切な人材を配置したとしても、最終的に結果を出すためには、会社を率いていくリーダーの存在が重要になってきます。

 そこで、今回はどんな環境でも結果を残す優れたリーダーになるためにはどうすればいいのかをお伝えしていくことにしましょう。

 

優れたリーダーの条件1「明確な揺るぎないビジョンを持つ」

 優れたリーダーになるためには様々な条件がありますが、その最たるものは、明確な揺るぎないビジョンを持つということでしょう。組織を率いていくトップとして自分達がどこへ向かおうとしているのかを示すことは必要不可欠です。

 加えて、一旦ビジョンを決定したら、どんな困難が襲ってこようとも、実現するという強い意志を示す必要があります。組織に属する者を金銭報酬で繋ぎとめておくことも可能ですが、より個々人の能力を引き出すためには、同じビジョンを達成していこうという一体感を作り出すことが有効になってくるのです。

 

優れたリーダーの条件2「組織に属する者全てに希望を与える」

 ビジネス活動は常にバラ色ということはまずありえません。やはり、いい時もあれば、悪い時もあります。調子のいい時は、ほとんど放っておいたとしても、組織に属する者個々人がモチベーションを高めて、ビジョンに向かって成果を上げていきますが、何をやってもうまくいかない時期は、社員の士気も下がり、個々人が自信を失って成果が上がらなくなるという負のスパイラルに陥る可能性も高くなります。

 このように自信を失って本来の能力が発揮できずに閉塞感が漂っている組織にとって、リーダーは最も必要とされる存在となります。人のアウトプットというのはメンタル面に大きく左右されます。ビジネス環境が悪化した時は、なかなか成果も上がりにくくなり、徐々に自分に対する自信を失って、本当にどんなことをやってもうまくいかないのではないかという疑心暗鬼に陥る可能性も高くなります。組織全体が意気消沈してしまえば、自ら明るい未来を実現することなど限りなく不可能に近いと言わざるを得ません。

 そこでリーダーは「今は苦しいけれども、この状況を歯を食いしばって頑張れば、明るい未来が待っている」と組織に属する者全員に希望を与え続けることによって、苦しい環境の中でも希望を頼りにモチベーションを失うことなく、本来の能力を発揮して難局を乗り切ることが可能になるのです。

 

優れたリーダーの条件3「自己犠牲の精神を持つ」

 優れたリーダーになるためには人格を高めて部下から全幅の信頼を獲得する必要があります。

 それでは、部下から全幅の信頼を獲得するためにどのようなことをすればいいのでしょうか?

 その答えは、… 続きを読む… 続きを読む

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安部 徹也

安部 徹也

株式会社 MBA Solution 代表取締役

株式会社 MBA Solution 代表取締役。2001年MBAを取得後、経営コンサルティングの事業で起業。近著に『最強の「イノベーション理論」集中講義』 (日本実業出版社)や『ぐるっとマーケティング』(すばる舎リンケージ)などがある。

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