アメリカの名門大学・スタンフォード大学における授業をまとめた書籍「スタンフォードの自分を変える教室」(大和書房刊)がベストセラーとなっています。
1回目では、目標を達成するために必要な「意志力」の鍛え方を取り上げました。本書における意志力とは「自分が決めたことをやり抜く力」のことです。自分が決めた日々のちょっとした取り組みを重ねることが、やがて目標達成に必要な「やり抜く力」につながる、という内容でした。
しかし本書によれば、その意志力を鍛えるには、自分自身の行動を観察・理解するという「冷静な分析」と、「生活習慣」が必要となるといいます。
冷静な分析については1回目にて取り上げたので、今回は意志力を鍛えるための「生活習慣」を取り上げましょう。
よく眠る人と甘いものを食べる人は、目標を達成しやすい?
本書によれば、意志力は「体調」よって弱まることもあるといいます。つまり意志力を保つためには、毎日の健康を維持しないといけない、ということになります。
それでは、どのように体調を管理すれば良いのでしょうか。本書では、「睡眠」と「血糖値の管理」を取り上げています。
本書では睡眠を「意志力の基盤」と位置づけており、睡眠をしっかりとることで、脳機能が回復し、やるべきことが実行できるようになるといいます。とはいっても、長時間睡眠を取る必要はありません。脳機能が回復するには、6時間睡眠が適しているといいます。
2つ目の「血糖値の管理」については、意志力とどう関係しているのか、いまいちピンと来ない人もいるかもしれません。ですが、血糖値が低い状態では、… 続きを読む