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成功したければ、100%の企画書を作ってはいけない
2016.11.01

ポイントを押さえて資料を作る方法

成功したければ、100%の企画書を作ってはいけない

著者 松原 留実

 企画書作成は、ゴールのない仕事です。これさえすれば案が通るという法則もなく、ここまで作り込めば大丈夫だというラインも定かではありません。結局のところ、どこで完成とするかは自分次第です。

 基準が曖昧だからこそ、完璧な企画書に仕上げようと、アイデア出しに苦戦し、まとまらない文章に頭を悩ませてしまいがちです。しかし成功するためには、完璧な企画書を作る必要はありません。むしろ、8割程度のものがちょうど良いのです。

 ここでは、企画書に掛けるべき適切な労力と、短い時間でクオリティーを上げるコツを紹介します。

 

「完璧像」に近づけることはゴールではない

 完璧な仕事を目指すことや、間違えないように時間をかけて作業を行うことは、決して悪いことではありません。たとえば請求書や予算に関する書類作成など、事実を正確に伝えることがゴールの仕事に関していえば、むしろ歓迎される姿勢です。

 しかし、企画書のようにアイデアがベースになる仕事に関しては別です。こうした仕事は、凝り始めるときりがありません。にもかかわらず、「もっといい案があるはずだ」「突っ込まれた場合に備えて、もっと文章で説明しなくては」と、自らが作り上げた「完璧像」に近づけることをゴールに設定する人がいます。

 企画書作成の目的は良い企画を生むことです。真面目な人ほど、完璧な企画書にしようと気負いますが、アイデアを生むことが目的なのであれば、完結している必要ありません。逆に完璧でないほうがいい場合もあります。

 企画書を読んだ人が、「こういうアイデアなら、こんな風に転用できるのでは?」「ここをブラッシュアップすれば、もっと良くなりそう」というように、思わず一言加えたくなる伸びしろのある企画書。これが目指すべき8割完成の企画書です。

 

どの作業を省いてスピードアップするのか

 そうは言っても、実際は「会議中に突っ込まれるのが怖いから、完璧に作り込んだ企画書で臨みたい」という人の方が多いかもしれません。確かに、今まで完璧な状態で提出していたものを、いきなり8割完成に落とすのは難しいものです。しかし、いつまでも完璧にこだわっていては作業時間が大幅に増え、他の業務にツケがまわります。多くの案件をこなさなければならない人こそ、仕事を「見切る」訓練が必要です。

 「見切る」ことと「手抜きする」ことは、似ているように見えて全く違います。… 続きを読む… 続きを読む

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松原 留実

松原 留実

ライター

関西出身のフリーライター。広告代理店でのライターを経て独立後。現在は求人コンテンツ制作を中心に、マーケティング、ビジネスジャンルを中心に取材・執筆を行っている。その他、履歴書・志望理由書作成のフォロー活動にも取り組んでいる。

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