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顧客が無意識のうちに選ぶキャッチコピーの作り方
2017.04.07

心理士が教える、ビジネスをうまく運ぶためのテクニック第14回

顧客が無意識のうちに選ぶキャッチコピーの作り方

著者 田倉 怜美

 「広告」は、日常生活の中に溢れかえっています。テレビや新聞だけではなく、インターネットでも、検索バナーのサイドやブログの四隅にWeb広告が表示されるのが当たり前になっています。

 しかし、多くの広告が溢れていながらも、その中から消費者の目に留まり、購入に至るケースは、ごくわずかなものです。

 こうした過多な情報が溢れる中で、顧客の目にとまり、消費者の心をつかんで購入を決意させる優秀な広告には、「無意識」の心理術を活用したキャッチコピーを採用しているものが多く見られます。今回は、人間の無意識の心理を活用した、売れるキャッチコピーを作成する3つのコツを紹介します。

 

「カクテルパーティ効果」で自分事に錯覚させる

 1つ目は「カクテルパーティー効果」です。これは、パーティーで起きやすい心理メカニズムが由来となっています。

 パーティーで人混みにいるときは、近くにいる人の声も、雑音で聴こえにくくなります。それでも人は自分の名前が呼ばれると、たとえパーティーの雑音の中であっても、意識を集中させて聞き取れるものです。

 これと同じことが、広告でもいえます。たとえば、自分宛に書かれていると思わせるようなキャッチコピーを作成すれば、読者は自分に向けたメッセージであると思い込み、多くの広告の中から、その文言だけが際立って認識されます。

 たとえば、30代後半の男性をターゲットとしたサプリメントが商材であれば、「ダイエットしたいあなたへのサプリメント」と漠然とした広告キャッチ文よりも、… 続きを読む… 続きを読む

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田倉 怜美

田倉 怜美

Well-being代表、心理カウンセラー

いじめ、セクハラ、パワハラの三重苦を経験し、保健室登校生のサポート経験から2005年よりカウンセラーを志す。2012年にカウンセラーデビュー。心理学講師、ライターと活躍の幅を広め、2016年に独立。かわさきFMラジオ、TBSテレビ「好きか嫌いか言う時間」に出演、朝日新聞への掲載。2017年「こころの予防医学」出版。
心理歴12年の知識と経験をもとに仕事や実生活に活かせる心理ライターとしても活動中。主な資格:日本心理学会「認定心理士」、日本健康心理学会「認定健康心理士」他 ブログ:http://ameblo.jp/counselor-satomi/

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