仕事をしていると、「やりたくない仕事」を頼まれてしまうこともあります。そのすべてを引き受けていては、自分が本来持っている仕事を進めることができませんが、かといって無下に断ると、相手の機嫌を損ねることになりかねません。
すべてを丸く収めるには、「角が立たないように断る」ことが重要になります。今回は、「やりたくない仕事をうまく断る方法」についてお話しします。
断る時には誠意ある「謝罪」と「譲歩」が必要
仕事を依頼されること自体は、悪いことではありません。もし自分が誰かに仕事を頼むとすれば、間違っても、「仕事ができない人」には任せないでしょう。つまり、仕事を頼まれるということは「その人から信頼されている」ということになります。
逆にいえば、仕事の依頼を断ることは「相手の期待や信頼を裏切る」ことにつながり、結果的に相手をがっかりさせてしまうことになりかねません。だからこそ、ちゃんと相手に納得してもらえるように断る必要があります。
そのためにまず必要なことは、「理由を伝えること」です。時間がない場合は「期日までに仕上げられない可能性が高い」こと、自分の苦手な仕事であれば「クオリティの高い仕上がりにならないかもしれない」と、自分が不適任だということを正直に伝えることが大事です。
この時、「誠意のこもった謝罪」も必要になります。ここでいう誠意のこもった謝罪とは、依頼してくれたのにその期待に応えられないことについて、残念に思う気持ちを伝えることを意味します。時間があれば、得意とする内容であれば、喜んで引き受けていたことも必ず伝えることがポイントです。
「あの人は仕事を頼んでもいつも断る」と思われてしまっては、いつしか信頼を失っていってしまいます。そうならないようにするためにも、伝えるべきことを伝えておきましょう。
どうしても断り切れない場合には、「これくらいならできる」と対案を提示することも有効です。可能な限りの譲歩を見せると、相手も譲歩しなければならないという気持ちになります。これはまさに「交渉」とも言えますが、譲歩する姿勢も「誠意」として相手に伝えることができます。
自分が受けられないのであればチームで受けてみよう
より賢い対処法として、とりあえず… 続きを読む