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ジョブズに学ぶ、優れたパブリックスピーキングとは
2015.07.06

ビジネスの現場で使えるトーク・テクニック第1回

ジョブズに学ぶ、優れたパブリックスピーキングとは

著者 石橋 雪江

 日本では、大勢の前で話すこと、つまり「パブリックスピーキング」のうまさが必ずしも評価されてきたとは言えませんでした。しかしこれからは、ビジネスパーソンにとって「パブリックスピーキング」は必須スキルになると言って過言ではありません。なぜそれほどまでにこのスキルが必要なのか、どうすれば身に付けられるのか、今回はそのポイントをご紹介したいと思います。

 

「良いパブリックスピーキングとは?」

 良い「パブリックスピーキング」とはどのようなスピーチのことでしょうか。日本でも大変有名な、あるスピーチを含んだ動画を例に見ていきたいと思います。今からちょうど10年前、2005年に行われたスタンフォード大学の卒業式でのスピーチです。

Steve Jobs’ 2005 Stanford Commencement Address (with intro by President John Hennessy)

 全部で20分以上ありますので、お急ぎの方は7分30秒頃から始まるスティーブ・ジョブズ氏のスピーチだけでもご覧になってみてください。また、英語はよく分からないという方は字幕をオンにして、30秒ぐらいでも構いません。

 では、なぜこのジョブズ氏のスピーチが世界中で多くの人々を感動させ、高く評価されているのか、そのポイントを見ていきたいと思います。

 

1. 3部構成で話す

 スピーチは、これから話す内容や、なぜ話すのかを説明する「導入」と、スピーチの大部分を占める「本論」、そして最後に提案や呼びかけなどメッセージを含んだ「結論」の3部構成で話すのが良いとされます。これはもはや常識、のはずですが、実際にはこの構成が怪しいスピーチも少なくありません。

 ジョブズ氏のスピーチでは、この3部構成が明確です。「導入」では、… 続きを読む… 続きを読む

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石橋 雪江

石橋 雪江

ライター、編集者、翻訳者、通訳

横浜国立大卒。システムエンジニアとして日系、米系企業に9年間勤務し、IT系通訳・翻訳を経て2006年より編集兼コーディネーターとしてシンガポールのビジネス向け日本語情報誌『AsiaX』を発行するメディアジャパンに勤務。2013年5月に日本に帰国し、同社の業務の一部を引き続き請けながら、フリーランスのライター、編集者、翻訳者、通訳などとして活動。

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