ホテルがとれない!?
本連載でも何度か触れてきたが、ホテルの予約が困難な状況が続いている。いや、むしろ悪化している印象だ。大都市部や人気観光地でみられてきた現象だが、最近では地方都市にまで波及している。ホテルが取れないという悲鳴から、筆者は「ホテル難民」と造語したが、日常的にチェックインを繰り返しつつ、ホテル現場への取材をすすめていくと、意外なことがわかった。
今回は、外国人観光客でいっぱいのハズのホテルが実は空いていた理由と、そうした状況でうまく予約を成功させるタイミングを伝授したい。
実は余っていたホテルの客室
ホテルマンへの取材の中で、「客室稼働率が高くてウハウハですね」とからかい半分で話しかけると何やら浮かない表情。「いえ、空室をどうしようか困っています」という。驚き「いったいどういうことですか?」と聞き直すと、意外な答えが返ってきた。
客室稼働率の上昇は訪日外国人客の増加が要因とは前述したが、割合の高いアジア、特に中国、韓国からのゲストにある特徴が見られるのだという。それが… 続きを読む