高騰続き空室率も低い大都市部のホテル
このところ都市部のホテルの宿泊料金が高騰している。特に東京や大阪でその傾向は顕著だ。たとえば、東京都心部の某全国チェーンのビジネスホテルでは、高稼働のウィークデイと、低稼働の日曜日では、料金差10倍という例もある。
高騰しているということは高稼働を維持しているともいえ、少しでも快適なホテルを探している出張族にとっては難儀する状況が続いている。ホテル選びにおいてコストパフォーマンスを重視する筆者も同様で、東京在住のため特に大阪のホテル探しに苦労することが多い。とはいえ、同じ予算ならば少しでも悦楽度の高いホテルを利用したい。
今回はそんな筆者がオススメする、「出張で使える大阪のホテル」を紹介したい。
人気チェーンの新しい施設「リッチモンドホテルなんば大国町」
ビジネスホテルのような宿泊主体型のホテルには、「東横イン」や「スーパーホテル」などのような、シンプルで低廉な料金をウリにする「低廉型」と、ワンランク上の設備など備えた「付加価値型」に大別できるが、付加価値型の代表格が「リッチモンドホテル」チェーンだ。
低廉型と比較して宿泊料金は2~3割高いが、客室面積やデスクスペースは広く、アメニティも充実しており、快適な滞在が約束される。筆者は、地域のホテルガイドを執筆する際に、全国チェーンを避け、当該地域で展開する施設を紹介することを基本としている。チェーンホテルは、客室タイプやコンセプトが均一化されているからである。しかし、今回は異例であるが「リッチモンドホテルなんば大国町」は是非紹介したい特筆すべき施設である。

館内全体の明るい雰囲気は他のリッチモンドホテルと同様であるが、エントランスからロビーへ入ると、正面の壁には水が流れ落ち雰囲気抜群。これは今まで利用してきたリッチモンドホテルにはなかった。客室には、壁付けされた高性能なテレビが印象的で、ブラウンを基調にしたインテリアが高級感を醸し出す。
教会が併設されているハイセンスな「ホテル・ザ・ルーテル」… 続きを読む