今どきの若者はなにを考えているかわからない……と悩みながら、部下とのコミュニケーションを図るため、試行錯誤を重ねている方々に向けた連載です。会社に所属した若い世代を大きく4つに分け、そのタイプごとの特徴と対処法を考えます。
後編となる今回は、前編の「犬型」「猫型」に続き、「学者型」「ロボット型」の部下について、あらゆるカテゴリーの若者を5,000人以上取材してきた「若者を知り尽くすマルチライター」である私・山田ゴメスが詳しく紹介しましょう。すべてのケースに当てはまるわけではもちろんありませんが、悩みの解決の一端になれば幸いです。
「学者型」の部下って、どんなタイプ?
頭の回転が速くて物事に動じない。なにをやるにしても工夫を忘れず、興味を持ったことには努力を惜しまない。しかも、協調性もそれなりにあって、場の空気を乱さない機転を備えているのが「学者型」タイプです。
ここまでを読めば、「オレの部下も学者型ばかりだと楽なのに……」などとお感じになる方が多いでしょうが、私はこの学者型を、別名「人間に近い動物=猿型」と呼んでおり、ある意味で一番やっかいなタイプかもしれません。
なぜなら、… 続きを読む