自分のスキルに磨きをかけて、将来を明るいものにしたい! 熱い思いを持つ皆さんに、ビジネスシーンで役立つ資格情報をお届けします。
1回目は「中小企業診断士」。経営・業務コンサルタント系で唯一の国家資格である中小企業診断士資格を取得すれば、企業内診断士として活躍の場が広がるとともに独立開業への道も拓けます。
中小企業診断士とは?
中小企業庁発表の「経済センサス」によると、2012年2月時点で日本の中小企業・小規模事業者は385万者。日本の企業全体の99.7%が中小企業・小規模事業者です。
中小企業診断士は、技術革新のスピードが著しく、経済のグローバル化が進む現代において、経営改革とさらなる躍進を目指す中小企業のパートナーとなり、経営コンサルタント業務を行うという重要な役割が期待されています。
そのため、中小企業診断士試験は学習範囲が広く、難易度も高いです。平成25年度の場合、第1次試験の合格率は21.7%、第1次試験合格者が受験できる第2次試験の合格率は18.5%という厳しい数値となっているのです。
中小企業診断士試験を受験し、登録するまでの大まかな流れは、次のようになります(2014年3月現在)。
1.第1次試験を受験……8月上旬、受験資格に制限なし、受験料13,000円
2.第2次試験を受験……筆記式10月下旬、口述式12月中旬
受験資格……筆記式:第1次試験合格者 口述式:第2次試験(筆記式)合格者
受験料……17,200円
3.15日以上の実務補習または診断実務従事
4.中小企業診断士登録……登録は5年ごとに更新
中小企業診断士登録養成機関とは?
中小企業診断士資格を取得するには、第1次試験に合格することが必須です。
その後、「第2次試験に合格し、実務補習または診断実務に従事する」という方法の他に、「中小企業基盤整備機構または登録養成機関が実施する養成課程」を修了するという方法があります。
中小企業基盤整備機構が運営する中小企業大学校・東京校では、中小企業診断士養成課程が設けられています。… 続きを読む