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新しくなった「ITIL 4」で、何が変わるのか?
2019.06.27

新しいITサービスの品質改善の指針が登場第1回

新しくなった「ITIL 4」で、何が変わるのか?

著者 吉田 俊雄

 ITサービスマネジメントのベストプラクティスであるITILの新バージョン「ITIL4」の最初の書籍「ITIL4ファンデーション」の英語版が2019年2月に公開されました。

 今回の記事では、ITIL4はいままでのITILとどう変わったのか?どのように対応していけばよいのか?を説明します。

 

そもそもITILとは?

 ITILはITサービスマネジメントのベストプラクティスをまとめた書籍です。

ベストプラクティスとは日本語にすると「最良な実施方法」「最善事例」というような意味です。つまり、様々な組織のITサービスマネジメントの手法を分析・整理しまとめたITサービスマネジメントの「あるべき姿」=「理想像」です。

 ITILの最初のバージョンは、ITサービスの品質の低さに悩んでいた英国政府の中央電子計算機局(CCTA)が中心となってとりまとめ、1989年に公開されました。

 その後、1996年にバージョン2、2007年にバージョン3とIT技術の進化や利用環境の変化にあわせてバージョンアップを重ねてきました。

 現在では、世界中の多くの組織がITサービスの品質改善の指針としてITILを参考にしています。

 ちなみに、ITIL準拠という言葉を使われている方が多いですが、ITILはあるべき姿=理想像ですので、準拠するものではなく参考にするものです。

 

ITIL4が生まれた背景

 バージョン3のITILは、サービス・ストラテジ(戦略)を起点に、サービス・デザイン(設計)、サービス・トランジション(移行)、サービス・オペレーション(運用)というITサービス全体の流れをライフサイクルとしてまとめあげています。

 そして、全体を通じて一貫して訴えていることは… 続きを読む… 続きを読む

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吉田 俊雄

吉田 俊雄

株式会社IT&ストラテジーコンサルティング代表取締役
中小企業診断士、ITILV2マネージャ/V3エキスパート

ITに強い経営コンサルタントして、数多くの企業にビジネス視点でのIT導入・改善のアドバイスをおこなう。また、ITIL、PRINCE2などのITに関連したマネジメントフレームの研修に従事している。ITIL4の無料セミナー(https://itstrategy.jp/itil/itil4/)や研修(https://itstrategy.jp/itil4fbridge/)も開講中。

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