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利益が増えて残業が減る!?「イクボス」で働き方改革する方法
2019.01.20

人生は「仕事だけ」ではもったいない

利益が増えて残業が減る!?「イクボス」で働き方改革する方法

著者 川島 高之

 職場において「働き方改革」を進めるためには、いくつかの要素が必要になります。たとえば、トップの強いコミットメントや、人事評価や職務規定など制度改定、テレワークやRPAなどICT投資などがそうです。

 しかし、それ以上に重要な要素が「上司(管理職)の意識改革」です。いくら働き方改革を進めようとしても、社内に部下の育児参加に理解を示さない経営者や上司がいれば、それだけで働き方改革の導入は遅れてしまいます。

 今回は、組織の業績も結果を出しつつ、部下のワークライフバランスを考え、自らも仕事と私生活を楽しむ上司「イクボス」を推進するNPO法人「ファザーリング・ジャパン」の理事を務める川島高之氏が、上司や管理職をキーとした働き方改革の進め方を紹介します。

 

イクボスで利益も時価総額も社員満足度も上がった!

 私が理事をしているNPO法人ファザーリング・ジャパンは、2014年に「イクボス」の定義を世に出しました。すると、瞬く間に全国に広がり、大手企業など約2,000社が“イクボス企業同盟”に加入し、知事や市長など200人を超える行政トップが“イクボス宣言”をしました。現在は企業だけでなく、警察、病院、学校、自衛隊などにも広がりを見せています。

 イクボスは、3つの定義とイクボス10カ条から成り立ちます。これは、私が総合商社の管理職時代と、2年半前に退任した上場企業の社長をしていた中で、心がけてきたことをそのまま列挙したものです。

 イクボスを実践したおかげで、その会社では、社員の笑顔があふれ、私自身も私生活を満喫できました。そのうえ、3年間で利益は8割増、時価総額は2倍、残業は1/4、社員満足度調査の結果は過去最高を更新という、まさに「三方よし」でした。

 前置きが長くなりましたが、以下にイクボスの3つの定義と、10カ条の条件を列挙します。

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川島 高之

川島 高之

NPO法人コヂカラ・ニッポン代表、NPO法人ファザーリング・ジャパン理事、株式会社K&Partners社長

1987年慶応大学卒業、三井物産に入社。2012年、系列上場会社の社長就に就任し、利益8割増、株価2倍、残業1/4に。2016年、社長を退任しフリーに。サラリーマン時代から、小・中のPTA会長、ファザーリング・ジャパン理事、コヂカラ・ニッポン代表など、複業をこなしてきた。家事や育児(Life)、商社勤務や会社社長(Work)、PTA会長やNPO代表(Social)という3つの経験や視点を融合させた講演を年300回以上を行う。経営者や管理職時代に心がけてきたことを「イクボスの定義と10か条」としてまとめ、NHK「クローズアップ現代」では“元祖イクボス”として特集される。AERA「日本を突破する100人」に選出された。著書「いつまでも会社があると思うなよ!」(PHP研究所)、「職場のムダ取り教科書」(ソシム)など。

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