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アマゾンは人事評価をどのようにしているのか?
2019.01.13

Amazonの「中の人」が語る第3回

アマゾンは人事評価をどのようにしているのか?

著者 佐藤 将之

 世界有数のECサイト「Amazon(アマゾン)」の社内はどのようになっているのか?そのリアルな現場を、元アマゾンの「中の人」がレポートする本連載。第1回目では「会議」、第2回目では「採用」を取り上げた。今回の第3回目のテーマは「人事評価」である。

 アマゾンは従業員の評価をどのように行っているのか? アマゾンジャパンの立ち上げメンバーであり、その経験をビジネス書「アマゾンのすごいルール」(宝島社)にまとめたエバーグローイングパートナーズ代表取締役の佐藤将之氏が解説する。

 

アマゾンの年次評価は「360度」

 アマゾンでは毎年1月になると前年のパフォーマンスに対する評価が開始されます。人事からの人事評価の開始を告げるメールが送られると同時に、多くの社員は大量のフィードバックリクエストを受け取ることになります。

 これはアマゾンが採用している360度評価の一環で、同僚や他部署の社員からのフィードバックをもらうためのもので、上長が普段見ることのない社員のパフォーマンスを知るための重要な情報源となります。

 しかし、多くの部署とやり取りのある社員になると、上限の5人を大きく超えてそのリクエストが届く場合があり、1月から2月は、自己評価、同僚の評価と非常に忙しい時期を過ごすことになります。これはアマゾンが人事評価というものを非常に大事にしている証拠です。先月お話しした採用(第2回:アマゾンが採用の際に重視する3つのポイントとは)と同時に、人材の育成に多くの時間と労力を費やしているという事を物語っています。

 

評価軸「SMART」とは

 アマゾンの人事評価は2軸で行われます。一つが定量的評価。これは期初に設定したゴールに対しての結果を評価するもので、それらのゴールは原則数字で表され、その結果を評価するものになります。ゴールはSMARTゴールと呼ばれ、以下の5つの要素で構成されています。… 続きを読む… 続きを読む

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佐藤 将之

佐藤 将之

エバーグローイングパートナーズ代表取締役

アマゾンジャパンの立ち上げメンバーとして2000年7月入社。国内最大級の物流ネットワークの発展に寄与。18年に株式会社エバーグローイングパートナーズを設立。著書『アマゾンのすごいルール』『1日のタスクが1時間で片づく アマゾンのスピード仕事術』『Amazon真の強さの理由』

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