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なぜアマゾンは会議を1時間以内に収められるのか?
2018.11.07

Amazonの「中の人」が語る第1回

なぜアマゾンは会議を1時間以内に収められるのか?

著者 佐藤 将之

 世界で最も有名なECサイトの1つが「Amazon(アマゾン)」である。1994年に米国で誕生すると、2000年には日本でもサービスがスタート。現在はECだけではなく、映画やオリジナル番組を配信するサービス「Amazon プライム・ビデオ」も展開されている。

 アマゾンが注目を集めるのは、こうした先進的なサービスだけでなく、効率性を重視した、独特な「社内ルール」もある。たとえば社内会議でパワーポイントの使用を禁止したり、意思決定の会議を長くても1時間以内に収める、などである。

 しかし、こうしたルールは、本当にアマゾン社内に存在するのか? そして、それらのルールによって、業務は、本当に効率化されるのか? アマゾン社内のリアルな“現場”について、アマゾンジャパンの立ち上げメンバーとして入社し、その経験をビジネス書「アマゾンのすごいルール」(宝島社)にまとめたエバーグローイングパートナーズ代表取締役の佐藤将之氏がレポートする。

 第1回目では、先ほど触れた「意思決定の会議を1時間に収める」というルールを取り上げる。とかく長引きがちな会議を、アマゾンではどのように1時間に収めているのか?

 

アマゾンでのとある会議

 会議開始5分前、画面の向こうにはシアトルの幹部メンバーが談笑をしている。各メンバーの前にはワードのドキュメントが印刷され置かれていているが、それを手に取るものは居ない。会議開始1分前にはオペレーション部門のシニアバイスプレジデントが入室し、テレビ電話越しに明るく声をかけてくる。

「Hi Japan Team, How are you doing?(日本チーム、元気かい?)」

 いつも通りフランクな挨拶の後に、日本のオペレーション責任者のバイスプレジデントが切り出す。

「Great, thanks! OK, shall we start? Let’s read the documents. (最高の気分だよ、ありがとう!さぁ始めていいかな?じゃあ、まずはドキュメントを読もう。)」

 会議室は静寂に包まれた。時折紙をめくる音やペンを走らせる音が聞こえてくる。日本サイドのメンバーはシアトルのメンバーがペンを走らせた場所に注目し、これから来るであろう質問に備えている。そしておよそ15分たった時に声がかかる。… 続きを読む… 続きを読む

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佐藤 将之

佐藤 将之

エバーグローイングパートナーズ代表取締役

アマゾンジャパンの立ち上げメンバーとして2000年7月入社。国内最大級の物流ネットワークの発展に寄与。18年に株式会社エバーグローイングパートナーズを設立。著書『アマゾンのすごいルール』『1日のタスクが1時間で片づく アマゾンのスピード仕事術』『Amazon真の強さの理由』

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