クラウドは社外のITサービスを利用するため、「自社のデータを外部に置く」ということとイコールです。そのため、特に情報漏えいのリスクを気にする人は多いでしょう。

 しかし、重大なリスクはそれだけではありません。たとえば、クラウドサービス自体が停止したり、サービスが突如終了するなどで、業務が止まってしまうリスクも考えられます。

 今回はクラウド特有のリスク「クラウドサービスが利用できなくなる日」を想定し、その安全な使い方を考えます。

 

クラウドは「終わる時」「止める時」をあらかじめ想定すべし

 これから使い始めるクラウドサービスを“どんな終わりを迎えるのだろう”と考える人は稀かもしれませんが、クラウドの場合は契約前から、サービスが終了した時、もしくは自分たちからサービスの利用を取りやめるときのことを想定しておくべきでしょう。

 たとえば、契約終了時にデータが完全に消去されているか否かは、大変重要です。場合によっては、サービスを利用していないにもかかわらず、データが消去されず残ってしまうケースも考えられます。

 もちろん、自動的に消去されなくても、利用者側が契約終了前に事前にデータを消去しておけば問題ありません。ただ、… 続きを読む

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齋藤 実

齋藤 実

オレンジセキュアサービス株式会社 代表取締役

東京・秋葉原でウイルス駆除やWEBサイトの改ざん復旧を行っているエンジニア。USBワームの駆除では200台といった大規模案件でも一日で復旧した実績が多数あり。トラブルの現場から学んだことを提案し、クライアント企業の事故を未然に防止している。情報システムに精通してから約20年、トラブルの現場をよく知る生きた目線がウリ。法人保守の他にもスポットでパソコン修理やデータ救出なども行う。

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