海外発!最新ITトレンド情報2018(豪州・ブリスベン)

料金所もETCもない高速道路の秘密

2018.07.04 Wed連載バックナンバー

 日本の高速道路でもETCカードが普及してきた。とはいえまだ現金精算する「一般レーン」も残されている。

 ところがオーストラリアのブリスベンでは、現金精算できる有料道路の出口が見当たらなくなった。というよりも有料道路であるにもかかわらず、そもそも入口や出口のゲートがない。一応「この先は有料区間です」という表示はあるが、ドライバーたちは停車も徐行もすることなく、それまでと同じスピードで有料区間に入り、出ていく。

 ではその支払いはどうするのだろうか?

 

「素通り」可能な理由はナンバープレートの撮影

 オーストラリアでは、日常的に有料道路を利用する人には、「専用の器材とタグを装着し、事前につくったインターネット上のアカウントから引き落とされるようにする」という方法が推奨されている。これは日本のETCカードの利用とほぼ同じなので、説明の必要はないだろう。器材の値段はかかったとしても、毎回の有料道路の利用料金は割安になるので「月に1回以上使う人にはおすすめ」とされている。

 気になるのは、そのETCカードの代わりとなるタグを持っていない場合。日本では有人のゲートを通るが、そうではないオーストラリアの場合、有料道路を運営する団体は料金を徴収し損ねることはないのだろうか?

 だが、心配はご無用。彼らは… 続きを読む

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柳沢 有紀夫

柳沢 有紀夫

海外書き人クラブ所属・オーストラリア在住ライター

慶應義塾大学文学部卒業。外資系広告会社で12年間コピーライターをした後、1999年よりオーストラリア在住。2000年、海外在住の日本人ライターに呼びかけ、海外書き人クラブを設立し、現在もお世話係を務める。『日本語でどづぞ』(中経出版)、『ニッポン人はホントに「世界の嫌われ者」なのか』(新潮文庫)、『オーストラリアで暮らしてみたら。』(JTBパブリッシング)など著書多数。『値段から世界が見える』(朝日新書)など、多くのライターに執筆参加してもらう企画も得意。2013年から別名義で小説家としても活動中。

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