2018.02.18 Sun

 昨今の日本企業は、空前の人手不足に直面しています。厚生労働省が発表した2017年平均の有効求人倍率は1.50倍となり、これは統計史上、1973年の1.76倍に次ぐ、44年ぶりの高水準です。

 こうした時代に、今までと同じやり方で人材確保に取り組んでも、成果を上げることは難しいのが現実です。これからの人手不足時代において、企業が人材確保のためにしなければならないことは何でしょうか。

 

人手不足の理由は「少子高齢化だから」だけじゃない

 人手不足の要因は、一般的には「少子高齢化や人口減少による労働者の不足」「労働条件に求める要素の増加」「若者の離職率の高さ」など、マクロ的なものがあります。

 その一方、働く側が「なぜ辞めるか」「なぜその仕事を選ばないのか」という視点で見ると、その理由は「仕事内容がきつい」「給与が安い」「労働時間が長い」「企業イメージが悪い」「人間関係が悪い」など、仕事や職場環境とのミスマッチが挙げられます。

 今、特に人手不足になっている業界は、運輸、小売、建設、飲食サービスなど、機械化や効率化が簡単ではない労働集約型の仕事です。体力的なキツさ、深夜や長時間の労働といった悪いイメージを持たれがちな仕事ほど、人材確保に苦戦する傾向があります。

 日本が少子高齢化時代を迎えることは避けられません。だからこそ、「人が確保しにくい世の中になるのだから、自社の労働環境を整備し、人材が自然と企業に集まってくる」といった努力が、企業に求められます。

 

どうすれば自然と人材が集まる企業になるのか

 それでは、どうすれば人材が集まるような企業になれるのでしょうか? … 続きを読む

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小笠原 隆夫

小笠原 隆夫

ユニティ・サポート 代表・人事コンサルタント・経営士 BIP株式会社 代表取締役社長

IT企業の人事部門責任者を務めた後、ユニティ・サポートを設立し、以降は同代表、人事コンサルタントとして、中堅・中小企業を中心に、人事制度、採用活動、人材開発、人事戦略策定やCHO(最高人事責任者)業務など、人事・組織の課題解決・改善のコンサルティングを行っている2017年よりBIP株式会社の代表取締役社長。

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