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なぜ稲盛和夫はリーダーに「人徳」を求めるのか
2017.08.05

“最強経営者”稲盛和夫から学ぶ「リーダー」のあり方第1回

なぜ稲盛和夫はリーダーに「人徳」を求めるのか

著者 水本愛

 京セラ、KDDIなどを創業し、日本航空(JAL)の再建も成し遂げた経営者の稲盛和夫氏。彼は現在、私材を投じて経営塾「盛和塾」を開き、塾長として新たなリーダーの育成を行っています。

 稲盛氏が思い描く理想的なリーダーとは、どのようなものでしょうか。稲盛氏の多くの著作の中でもロングセラーとなり、広く読まれている『生き方 人間として一番大切なこと』(サンマーク出版、2004年)で述べられている内容から、稲盛流のリーダー像を紹介します。

 

能力を才能を持っていても、考え方が「マイナス」ではダメ

 稲盛氏といえば、京セラ、第二電電(現・KDDI)という世界的企業を創業し、無報酬でJALの経営再建に取り組み、3年足らずで再上場へ導いた経営者です。彼が著した多くの本には、経営手腕だけではなく、人間としてのあり方や人生に対する姿勢を著したものが多数あります。先に紹介した『生き方 人間として一番大切なこと』では、上司として部下に教えるべき点、仕事への向き合い方など、ビジネスリーダーに大いに参考になる考え方が提示されています。

 稲盛氏はこの本の中で、上に立つ人が持つべき人生の考え方を、ある方程式で表現しています。それは、「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」というものです。

 稲盛氏はこの式における「熱意」と「能力」について、0点から100点まで点数がつけられるとしています。能力があっても熱意に乏しければいい結果は得られず、能力がなくても、燃えるような情熱をもって努力すれば、能力に恵まれた人よりはるかにいい結果が得られる、ということを表します。能力がある人が熱意を持って働けば、さらに良い結果が出ることになります。

 しかし、稲盛氏がこの式で最も重要視しているのは… 続きを読む… 続きを読む

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水本愛

水本愛

フリーライター・インタビュアー

5度にわたる転職経験を持つ。ジョブホッパーという生き方をポジティブに捉え、多岐に渡る職種経験・知識を活かし、転職ノウハウ、企業紹介、求人広告を手がけている。また、ソーシャルメディアを活用したマーケティング会社にて、経営陣へのインタビュアーとしても活動中。本好きが功を奏し、新聞社の専属書評ライターとして毎月さまざまなジャンルの書評を手がけている。

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