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停滞感、閉塞感を打破するために有効な5つの習慣
2019.07.19

今すぐできる組織の改善第83回

停滞感、閉塞感を打破するために有効な5つの習慣

著者 古川 武士

 生きていると、数年に一度は「停滞感」や「閉塞感」に苛まれることがあります。こうした停滞感や閉塞感は、なぜ生まれるのか、そもそも原因はどこにあるのか、疑問に思う人も少なからずいるでしょう。

それらが生まれる理由は、人間の心理を見ればよくわかります。今回は、こうした停滞感や閉塞感から抜け出すための習慣について説明します。

 

「いつも通り」のパターンでは限界を打ち破れない

 心理学者のアブラハム・マズローが、人間の欲求を5つに分けて理論化した「マズローの欲求5段階説」では、以下のように言われています。

 第1段階:生理的欲求
 第2段階:安全欲求
 第3段階:所属・愛情欲求
 第4段階:承認欲求
 第5段階:自己実現欲求

 第1段階の生理的欲求とは、食欲、睡眠欲など生きていく上で必要な本能的な欲求を指します。このコントロールがどれだけ大変か、私たちは日々痛感しています。こうした欲求が満たされないと生存できないため、何よりも優先して手に入れようとします。

 第2段階にある安全欲求とは文字通り、安心、安全な暮らしを求めること。人の心はこの感情をとにかく求めます。そのため、いつも通り繰り返すことを望むのです。

 しかし、変化を排除し、リスクを嫌っていると、安全、安心、安定のために築いた「いつも通り」のパターンにはまって、限界を打ち破れない停滞感に襲われます。

 こういうある種の停滞感、閉塞感はやってくるとしても、大切なことは「抜け出す方法が明確かどうか」です。「何をやればいいか分からない」や「やりたいことが分からない」という悩みに似ていて、それらから抜け出す手立てを見つけられないと、さらに閉塞した状態になります。

 そこで、停滞感や閉塞感を打破する5つの習慣を紹介します。

 

【習慣1】高揚感を得られるビジョン・目標を打ち立てる

 人は現状の力では無理だと感じた時、「進化していく決意」がその人の中に生まれます。進化するために打ち立てるビジョンや目標は、マイナーチェンジを繰り返す程度では到達できるものではありません。フルモデルチェンジをしなければ到達できないものであり、なおかつ、猛烈な高揚感を得られることが重要です。

 このような進化に対する憧憬がなければ、そもそも長続きしませんし、豊かさと進化を併せ持つことができません。

 

【習慣2】ビジョンを実現している人を師とする… 続きを読む… 続きを読む

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古川 武士

古川 武士

習慣化コンサルティング株式会社 代表取締役

関西大学を卒業後、日立製作所などを経て06年に独立。約2万人のビジネスパーソンの育成と、約500人の個人コンサルティングの経験を元に、習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。個人向けの習慣化支援、企業への行動定着支援を行っている。著書に『30日で人生を変える「続ける習慣」』、『新しい自分に生まれ変わる「やめる習慣」』『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』など17冊、70万部がある。

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