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働き方改革に必要なのは、小さな習慣の積み重ね
2019.06.13

今すぐできる組織の改善第82回

働き方改革に必要なのは、小さな習慣の積み重ね

著者 古川 武士

 最近は働き方改革が推奨されていますが、実はその対応にうんざりしている、という人も多いのではないでしょうか。しかし働き方の改善は、「個人の時間をどう有意義に使うのか」という視点から見れば、誰もが取り組むべきテーマに感じられるはずです。

 たとえば、「家族とゆっくり食事を取れるようにしたい」「平日夜はジムに行って健康管理したい」「英語力を高めたい」などといったように、自分の時間を増やして取り組みたい目標は誰にでもあると思います。

 これらを叶えるためには、「自由な時間」を作り出すために仕事を高密度化していく必要があります。

 今回は「高密度で働く習慣」をどうやって継続するかのキモについてご説明したいと思います。

 

小さく踏み出す、小さく変わる

 人は大きく変化しようとすると、元に戻ろうとリバウンドしてしまうものです。

 そういった人の習性を踏まえると、習慣化や変化のコツは「小さく踏み出す、小さく変わる」ことにあります。

 しかし私たちは、なにか魔法の理論のような、劇的に変わる方法があるのではないかと期待してしまうものです。しかし即効性のある万能薬は残念ながら存在しません。「問題を一気に解決してくれるメソッドがあるんじゃないか」という発想を見直して、私は「小さな改善を積み重ねる」ことを推奨したいです。

 私は「高密度仕事術」という書籍を出していますが、この本でも、劇的に変わる方法ではなく、小さく変わる方法を解説しています。

 仕事は一人だけで成り立つものではありません。一人ひとり置かれている環境や立場も違います。そこでは大改革よりも、小さな改善の集積がものをいいます。

 具体的に私の経験談を一つ紹介させていただきたいと思います。

 

行動にフォーカスして、小さな改善を積み重ねる

 私は体の硬さを改善したいと思い、極真空手を初めました。

 空手では足が高く上がらないと、上段蹴りができません。体が柔らかくないと怪我もします。そこで空手を習慣にすることは、目標を達成するにはうってつけだと思ったのです。

 私の体は、小学校の頃から硬いと言われ続けて30年以上にもなる、筋金入りの硬さです。

 ある日ストレッチのトレーナーに「どうすれば体は柔らかくなりますか?」と聞いてみたところ、… 続きを読む… 続きを読む

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古川 武士

古川 武士

習慣化コンサルティング株式会社 代表取締役

関西大学を卒業後、日立製作所などを経て06年に独立。約2万人のビジネスパーソンの育成と、約500人の個人コンサルティングの経験を元に、習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。個人向けの習慣化支援、企業への行動定着支援を行っている。著書に『30日で人生を変える「続ける習慣」』、『新しい自分に生まれ変わる「やめる習慣」』『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』など17冊、70万部がある。

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