「自信がないから挑戦できない」「自信がないから落ち込みやすい」という悩みは、若手社員を筆頭に抱えがちな問題です。
今日は自己評価を高めるためにできる、3つの習慣を紹介していきます。
自己評価はいつ作られるのか?
人は子どものころに「世界」「自分自身」「他人」に対しての思い込みをつくると言われています。この3つの解釈「世界」「自分自身」「他人」は、心理用語で「コアビリーフ」(Core Belief)と呼びますが、この中で最も自分に影響を与えるのは「自分自身」に対する解釈です。
自分に対する解釈の多くは家庭環境や親の考え方、かけられてきた言葉が関係しています。
以前父親が教師である方から次のような話を聞きました。その方は子供の頃に父親から、「お前は段取りが悪い」「意気地がない」と言われ続けていたそうです。その原因を母親の育児のせいにして、父親は母親に向かって「育て方が悪い」と責めていました。その姿を見て「僕がダメだから、お母さんが怒られている」と、自分を責めていたそうです。
今はとても元気はつらつで、自信がありそうに見えるのですが、それでも他人と話をするときには多少の苦痛があるそうです。
それは子どもの時にかけられてきた言葉の影響から、「ダメな自分が露呈してしまうのではないか」という恐怖心が芽生えてしまうからなのです。
このように、子どもの頃の親の言葉や考え方は、自己評価を作り上げる大きな要因になります。
等身大の自分を受け入れる3つのポイント
19世紀に活躍した、アイルランド出身の詩人・作家であるオスカー・ワイルドは、「自分を愛するというのは、… 続きを読む