人は習慣によって作られる、人生は習慣の織物だとも言われます。
私たちの生活は、実に細かい行動習慣でできています。その80%以上は無意識に繰り返しているので、なかなか変えることは難しいです。
そのため無意識の行動パターンに気づき、置き換えることで、本当の意味で習慣を変えていくことができます。
今回紹介する例を参考に、惰性的な行動に気づき、習慣をコントロールするのに役立ててみてください。
朝のスタートを変えてみる
Aさんは毎日「朝起きたらテレビをつける」という無意識の習慣を、「朝起きたらラジオを聞く」という習慣に置き換えてみました。たったこれだけ、テレビがラジオに置き換わるだけの違いですが、Aさんの生活には大きなインパクトをもたらしました。
以前はテレビを流されるがまま惰性で見てしまう、有意義とはいえない時間でした。それがラジオに置き換わったことで、目が奪われなくなったり、コーヒーを入れたり、アイロンをかけたりするようになったのです。
新たに習慣が生まれたことももちろん大切ですが、ここで一番重要なのは、行動が能動的になったことです。ポジティブ心理学には、幸せの50%は「自発的活動のコントロール感」が占める、という考え方があります。
テレビがラジオになるだけの小さな違いですが、受動的な行動が、能動的な行動に変わることで、精神的には全く違う作用を及ぼすのです。
働き方のスタートを変えてみる
朝出社するとおそらく多くの人が、メールのチェックから仕事をスタートしているのではないでしょうか? これも実に当たり前に繰り返している習慣です。
私がよくおすすめしているのは… 続きを読む