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日常生活で簡単にできる、豊かな感情を取り戻す5つの習慣
2019.02.23

今すぐできる組織の改善第75回

日常生活で簡単にできる、豊かな感情を取り戻す5つの習慣

著者 古川 武士

 ビジネスシーンでは、論理性や正しさが重視されるため、「感情」を抱くことはとかく軽視されがちです。しかし、人間は感情を持つ生き物であるため、長くビジネスで活躍するためには、むしろ感情に注目し、感情をうまく付き合っていく方が、良い結果に結びつく可能性が高くなります。

 前回掲載した前編では、日々の生活で感情にフォーカスする習慣「感情習慣」の重要性について解説しました。今回は、普段の生活の中で簡単にできる、心の豊かさを高める習慣のより具体的な例を、5つに分けて紹介します。

 

習慣1.朝、主導権を握る行動をする

 心の豊かさや幸福度を左右する要因に「コントロール感」というものがあります。ポジティブ心理学では、幸福を以下の「H=S +C +V」と定義しています。

Happiness(幸福)= Set point(規定値)+ Condition of living(生活状態) +Voluntary Activities(自発的活動)

 1つ目の規定値とは、物の考え方、捉え方です。

 2つ目の生活状態とは、日々の出来事、人生における出来事(幸運、不運)です。

 3つ目の自発的活動とは、人生や生活を自分で選んだ活動をしているか、もしくは自分で選んだ感覚を持って生きているかというものです。

 3つ目の自発的活動がもたらす幸福度への影響力は、50%もあるといわれています。

 たとえば、何も予定していなかったので、無計画に過ごしてしまい貴重な休日が終わっていく、という1日を想像してみてください。前日に夜更かしをして、昼過ぎまで寝てしまい、その後だらだらとテレビを見て1日を終えてしまう。このような気分に流され、自己コントロールや規律がない過ごし方では、心の豊かさは下がってしまいます。

 そうならないために、休日でも起床時間を設定するようにしてみましょう。会社の出社時間に起こされるというのは他動的な行動で、「自分で決めた時間に起きる!」というルールを守ることは自発的な行動です。このように自発的行動を実行することで、心の豊かさは増すでしょう。

 起床時間に限らず、会社についてからの行動も同じです。たとえば出社してすぐにメールを見て振り回されるのではなく、今日やるべき重要な仕事を一度片付けてからメールチェックをしてみましょう。そうするだけでも優先順位の決定することになり、豊かさは増すと思います。

 

習慣2. 夜、1日を振り返る

 古今東西、人気のある習慣の1つが日記です。1日を振りかえる時間があると、何気ない日々の中での感謝や達成感に気づくことができます。また自己反省を噛みしめることで、次の行動を変えていくこともできます。

 ただ、1日を振り返ると言っても、日記ばかりが方法ではありません。私は、感情習慣を豊かにするという意味においては、「放電、充電リスト」を書いて振り返ることをお勧めします。

 放電リストには、… 続きを読む… 続きを読む

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古川 武士

古川 武士

習慣化コンサルティング株式会社 代表取締役

関西大学を卒業後、日立製作所などを経て06年に独立。約2万人のビジネスパーソンの育成と、約500人の個人コンサルティングの経験を元に、習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。個人向けの習慣化支援、企業への行動定着支援を行っている。著書に『30日で人生を変える「続ける習慣」』、『新しい自分に生まれ変わる「やめる習慣」』『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』など17冊、70万部がある。

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