行動できない深層構造とは?

「行動すれば結果が変わる」「継続は力なり」

 これらの格言は決して間違いではありません。しかし一方で、失敗を恐れて動けない、忙しくてできない、疲れて続かないなど、様々な理由から行動できなかったり、あるいは、継続できないことも往々にしてあります。

 私は、「行動できない、続かない」というテーマを深く考え、コーチング、コンサルティングを行っています。これは、非常に根が深い話で、深い洞察力を持って「科学」することが重要だと考えます。

 つまり、根性論ではなく、メソッド的にアプローチすることで行動・継続しやすくなるのです。

 行動できない深層構造は5つに分けられ、それぞれを説明するにあたり氷山に見立てると理解が深まります。さっそく、この深層構造を紐解いていきましょう。

【1. 行動レベル】

 英語の学習が続かない、片づけができない、早起きができない、お酒をやめられないなどは、まさに行動レベルの問題です。行動を修正すれば解決できる、いわば目に見えたものなので、氷山の表面部分に該当します。

 問題の解決策としては、行動する代わりに何か自分に対してご褒美を用意したり、行動のハードルを徹底的に下げてベビーステップにしたりするなどが挙げられますが、行動・継続できないという悩みはそれだけでは解決しないことが多々あります。その場合は、思考レベルの修正が必要です。

 

【2. 思考レベル】

 物の考え方や捉え方は、無自覚の習慣です。たとえば、極端な完璧主義思考(0点か100点か、白か黒か)の人は、行動するときに強烈なプレッシャーを感じているので、「行動したい、続けたい」と思っても、結果が出る確信が持てなければ二の足を踏んでしまうかもしれないでしょう。

 このような場合は、… 続きを読む

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古川 武士

古川 武士

習慣化コンサルティング株式会社 代表取締役

関西大学を卒業後、日立製作所などを経て06年に独立。約2万人のビジネスパーソンの育成と、約500人の個人コンサルティングの経験を元に、習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。個人向けの習慣化支援、企業への行動定着支援を行っている。著書に『30日で人生を変える「続ける習慣」』、『新しい自分に生まれ変わる「やめる習慣」』『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』など17冊、70万部がある。

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